2019年も最終月へと向かっていく今週。クリスマスソングが街中に鳴り響くこの季節は「好き」という人もいれば「苦手」という人もいますよね。コピーライターの糸井重里さんは『思えば、孤独は美しい』という本のなかで、若い頃にクリスマスが本当に嫌だったというエピソードを書かれています。自分のさみしさばかりが暗く重く目立って「クリスマスさえなければこんなにさみしくならなかったのに」とまで思ってしまう。でも年齢を重ねるにつれ、まぶしく見えていた人たちのなかにも根源的なさみしさがあることを知るわけです。この文章の末尾を、糸井さんはこう締めくくります。「クリスマスを憎んだことのある人は、幸いである。そのときに見つけた『じぶんのさみしさ』こそが、すべての素敵なものを入れる宝箱なのだと思うから。」さみしさを知ることは、人を理解することなのですよね。私もそうありたいと思います。さみしさに心傷めるばかりでは、自分がかわいそうですものね。それでは、今週の九星気学占いをお届けします。
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