人気スタイリストの福田麻琴さんが、「完全防寒なのにおしゃれ」な着こなしを提案します。

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冬はとにかく着込めばいい、というわけではない日もありますよね。たとえば、福田さんの場合は、子供と一緒にママ友たちと集まる日。公園で遊んでいる時間は暖かさが最優先。でも、子供と走り回っていたら、暑くなってコートを脱ぐことも。ママ友のお家にお邪魔したら、ニットでさえ暑くなり脱ぎたくなることも…。そんなとき、脱いでも恥ずかしくない、計算された重ね着が便利、と福田さん。まさに実生活に根づいた重ね着テクニックを拝見!

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コートの下は、脱いでも恥ずかしくないきれい色のニット&ボーダーカットソー
 

「コートの下にきれい色のニット、その下にボーダーカットソー。脱いでいっても着映え力のあるトップスを重ねていると、脱ぎたくなったときに気兼ねなく脱げ、温度調整が簡単にできます。屋外と室内を行き来する日に実践している工夫です。子供と過ごすときだけでなく、仕事で早朝からロケ撮影、その後室内でのスタジオ撮影という日もこのワザを使っています。ちなみに、コートは今年初めて買ったガウンタイプのコートで、オーラリーのもの。そでの筒幅や身幅にゆとりがあるので、たくさん重ね着してもラクにはおれるし、バサッと着脱もできて便利だなと実感しています。子供と公園に行くとなると、ダウンを着る人が多いと思いますが、暖かい工夫をすれば、公園でウールコートもありですよね。こうやって、子供がいる生活でも自分のおしゃれ心を満たしています」(福田さん)

ストールをグルグル巻いて寒気の進入をおしゃれに防ぐ

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ストールはグルリと2回巻いて、フロントでゆるい結び目をつくるだけ。

子供と公園で走り回って暑くなり、コートを脱いでもおしゃれ

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鮮やかな色のニットなら、はおりものを脱いでも地味にならない。

室内に入ってニットを脱いでもボーダーカットソーなら恥ずかしくない

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ボーダーカットソーなら、“インナー感”がないので、堂々と脱げる。

乾燥する冬は着心地のよさも譲れないから、オーガニックコットンのインナー上下を

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1.コート/オーラリー 2.ニット/オーラリー 3.デニム/THE SHINZONE 4.5.インナー[上下]/ナナデェコール 6.バッグ/12 closet、バッグに巻いたスカーフ/エルメス 7.靴/コンバース 8.ソックス/ナナデェコール 9.カットソー/SAINT JAMES(すべて本人私物)

「子供とゆっくり過ごす日や、自宅で過ごす日に着る服は、オフモードで癒されたいから、柔らかくて肌当たりが気持ちよいオーガニックコットン素材と決めています。ナナデェコールのオーガニックコットンのインナーを着ると、重ねる枚数が増える分、暖かさも増しますし、肌にもやさしく一石二鳥です」(福田さん)

撮影/中田陽子(MAETTICO) スタイリング/福田麻琴
 ヘア&メーク/沼田真実(ilumini.) 構成/高橋香奈子
(この記事は2017年12月20日に掲載されたものです)

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