令和を迎え、皇后になられた雅子さま。昨年の即位の礼や祝賀パレードでは、眩いばかりの美しさが世界中で話題になりました。聡明さと語学力、ご自身のキャリアを発揮され、海外からの賓客も細やかなお心遣いでもてなされるなど、精力的にご公務にあたられています。
そのご活躍ぶりに働く女性として母として、敬意や共感を覚えている女性も多いのではないでしょうか?

 

ファッションも雅子さま流です。鮮やかな色からパステルカラーまで、ご公務の内容に合わせた選択。伝統的な着物からエレガントなドレス、マニッシュなジャケット&パンツスタイルまで幅広い着こなし。ご成婚前のキャリア女性らしい颯爽としたスタイルに憧れたことを思い出す読者の方もいることでしょう。

ミモレではご婚約が決まった頃から今までの写真を紐解き、雅子さまのファッションに注目。雅子さまのスタイルには、知性とエレガンス、そして華やかさがバランスよく表れた、世界に通用する現代の新しい皇后像が反映されているのです。

 

天皇陛下66歳のお誕生日の一般参賀にお出ましになった雅子さまは、シックなボルドー色のドレスをお召しに。肩からウエストにかけてのカッティングとビジューが華やかです。ドレスと同じデザインの帽子もアクセントに。
この一般参賀の直前に初めてのご懐妊の兆候が大々的に報道され、直後に稽留流産の手術を受けられたことが発表に。雅子さまにとって心労の重なる中でのご公務にもかかわらず、気丈な笑顔をお見せになっています。1999年12月23日、皇居にて。写真/ロイター・アフロ

 

天皇陛下82歳のお誕生日の一般参賀に、上写真と同じ16年前と変わらないコーディネートでお出ましに。ボルドー色のリップで、凛とした品格ある表情です。お召し物を大切にし、着回されていることがよくわかります。2015年12月23日、皇居にて。写真/Natsuki Sakai/アフロ


キャプションは過去の資料をあたり、敬称・名称・地名・施設名・大会名・催し物名など、その当時のものを使用しています。

構成/片岡千晶(編集部)