こんにちは
百瀬今日子です
彫刻家のイサム・ノグチ(1904-1988)をご存知でしょうか?
15年ほど前ですが、ニューヨークにあるIsamu Noguchi Garden Museumで 2年近く修行させてもらっていました。今日はそのお話です。

学生時代卒業論文にも選んだイサムノグチ。たまたま募集を見つけ、申請を出し、面接を受け、その年の暮れに働けることが決まったときは本当にうれしかったです。
Education部署でチェンタ・ラリーというスタッフのもと、インターネットで配信する、アートの教材を作っていました。
いまもそうですが、米国の公立小学校では美術の授業が削減され、カリキュラムにないことがあります。
そこで、なんらか国語や算数といった授業の中で美術を取り入れてもらえるような教材を、ということで、美術館から発信していたのです。
カリキュラムガイド、と称していましたが、
「イサムノグチから知る、国語・算数・理科・社会」
といえましょう。
たとえば、
国語では、作品とタイトルの関係…
算数は 大きさ、重さ、バランス…
理科では、彫刻で使われる石、紙、鉄、といった素材
社会では、イサムノグチがかいくぐった戦争(第2次世界大戦、広島)、アメリカ人と日本人のハーフであったことからの差別問題、日本と米国の文化など…
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