普段アメリカのセレブを取り上げることの多いこの連載ですが、今回は久しぶりにフランスのセレブについて。

我々アラフィフ世代にとって、フランスの美人女優と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ソフィー・マルソーやイザベル・アジャーニ辺りではないでしょうか。そういえば最近、あまり話題を聞かないなと思って、画像を検索してみましたよ。

昨年のカンヌ国際映画祭でのイザベル様、御年64歳。メイク法が変わってないのと、何だか顔がとっても不自然に固まっているのが気になります……。 写真:ロイター/アフロ
写真:ロイター/アフロ
こちらは現在53歳のソフィー。キュートな笑顔の印象は昔のまま。 写真:Imaginechina/アフロ
写真:Imaginechina/アフロ

人様の年齢や外見にあれこれ言うのはどうかとも思いますが、ふたりのパリジェンヌのエイジングは、何だか対照的ではありませんか?

 

もちろんソフィーの方が10歳以上年下なので、それも少しはあるかもしれないけれど、イザベル様を見ると、「若かったときの容姿」に固執しすぎるのって、なんだかちょっと不自然に見えるのだなあと感じてしまいました。

若々しく見られたいという気持ちは誰にでもある自然なものだけれど、「外見に少しの加齢のサインも許さない!」という強迫観念のようなものが滲み出てしまうと、それが“怖さ”に繋がってしまうような……。目尻のシワがあったって、ソフィのナチュラルな笑顔の方が幸せそうで年相応の落ち着きがあって(といったって驚くべき可愛らしさではありますが)、魅力的。

個々人のDNAによっても違いがあるでしょうが、セレブのように、ときには美容医療の手も借りてエイジングの速度は落としつつ、不自然に見えないようにする。そのちょうどいいさじ加減というのは、本当に難しいなあと、懐かしいふたりのフランス女優の写真から、改めて考えさせられてしまいました。

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