「美しいものか、役に立つものしか暮らしの中に置いてはいけない」。19世紀に活躍したイギリスのデザイナー、ウィリアム・モリスの言葉です。私はそこにもう一つ加えていることがあります。それはストーリーのあるものを大切に、ということ。このバスケットを見たとき、その美しさにハッとしました。これはアフリカのルワンダの女性たちの手作りで、一つ作るのに最低5日かかるとのこと。1994年に起きた内戦の被害から自立しようと、女性達が伝統工芸であるバスケット編みを復活させたのが始まりだそう。それぞれのデザインには意味があり、これには「千の丘」という名前が付いています。背景のある物には命がある、と心から思います。

私は渋谷のアルチヴァンドで購入しました。
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