新年度へと切り替わる春はフォーマルな服が必要になることが多い時期。ビジネスシーンでは祝賀会や会食などでのドレスアップ、お子さんがいる方なら卒入学式や謝恩会、春から初夏は結婚式も増えてくる季節です。

デイリーに着る服ではないからこそ、いざ欲しいと思ったときにどんなものを買っていいのか困ってしまった経験のある人も多いのではないでしょうか。そんな悩みを解決してくれるのは、スタイリストの福田麻琴さん。きちんと感もありながら、いつもの自分らしいおしゃれなオケージョン服について教えていただきました。
 

貫禄がついた今だから、黒じゃなくて”きれい色”


会食から祝賀会まで、ビジネスシーンでのドレスアップは、場所やメンバーによってもふさわしい服装が変わってくる、実は難しい局面。今回はシチュエーション別に着こなしを提案していただきます。

「ビジネスシーンでのドレスアップは、もちろん黒やネイビーのスーツやワンピースなら間違いありません。でも今回はもう少し先を行く、黒とネイビーを使わない着こなしの提案をしたいと思います。実は最近、私自身が”色”が気になっていて。今までは基本的には黒やグレー、カーキなどのベーシックカラーが多かったんですが、年齢を重ねて、いろいろな意味で貫禄や迫力がついてきた今、色で女性らしさや可愛げを足したいなと思うようになったんです」

早速、色を取り入れたビジネスシーンでのドレスアップコーディネートを見ていきましょう。

ビジネスランチなら
トップスは清潔感のある白シャツ。
パンツは優しげで明るいコーラルを

 
 

フロントが比翼デザインになったクリーンな白シャツ。パンツはストレッチが効いていてシワにもなりにくいので、清潔感が大切なビジネスシーンで頼れる1本です。シャツ¥29000、パンツ¥22000/セオリー(リンク・セオリー・ジャパン) パールネックレス¥295000、一粒パールネックレス¥66000/チェリーブラウン バッグ¥23000/ヴィオラドーロ(ピーチ) シューズ¥47000/ネブローニ(フラッパーズ)

福田麻琴

MAKOTO’S コメント


コーラルピンク、実は私が今いちばん気になっている色なんです(笑)。パステルピンクほど甘くなく、華やかで優しい雰囲気を纏える色。同じ会社の人との会食なら、白シャツでできちんと感をしっかり担保されるので、ボトムで色を着るのはよいのではないでしょうか。明るい色なら、後輩や部下からも親しみを持たれ、会話も弾みそう。ドレスアップという意味で、衿元は少し開けてネックレスをレイヤードしています。

 
 
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