ネットやテレビをにぎわす新型コロナウィルスの情報に、明日はどうなるの?と気づかないうちに不安やストレスをためていませんか? 

ネガティブな気持ちに心が支配されてしまうと、とてもツラいですよね。私も同じですが、毎日の瞑想のおかげで、いつも気分はリセット&リフレッシュしています!

そこで今日から、私が長年のヨガの経験から編み出した瞑想メソッドをお伝えする連載をスタートします。

みなさんもぜひ、瞑想で少しでも不安やストレスを手放し、ポジティブな日々を一緒に始めましょう!

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SHIHO
1976年生まれ、滋賀県出身。1994年モデルデビュー後、ファッション誌を中心にモデルとして第一線で活躍しながら、そのライフスタイルにも注目が集まる。現在もモデルとして活躍するかたわらウェルネスアドボケードとして、WESTIN HOTELや比叡山延暦寺など多方面で食やメンタル、フィジカルの提案をしている。2019年より滋賀国際親善大使に就任。国内のみならず、海外にも活動の幅を広げている。

SHIHOインタビュー「生きづらかった私が瞑想に辿り着くまで」はこちら>>

 


瞑想は私たちの心と体に効くの? 脳がハッピーになる3つの効果


瞑想と聞くとスピリチャルや宗教的なものだと思って、敬遠してしまう人もいますよね。でも、このメソッドはハーバード大学客員教授・根来秀行先生に監修アドバイスをいただきながらつくった方法なんです。

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根来秀行 東京都生まれ。東京大学大学院医学系研究科内科学専攻博士過程修了。医師・医学博士。ハーバード大学医学部PKD Center Visiting Professor、ソルボンヌ大学医学部客員教授、奈良県立医科大学医学部客員教授、杏林大学医学部客員教授、事業構想大学院大学理事・教授。専門は内科学、腎臓病学、抗加齢医学、睡眠医学など多岐にわたり、最先端の臨床・研究・医学教育の分野で国際的に活躍中。
*SHIHOさん着用オールインワ
ン¥49000/エディション(エディション 表参道ヒルズ店)


根来先生によると、瞑想には大きく3つの効果があるといいます。

1 自律神経を整えて、気持ちが安定する
忙しすぎたり、不安なことが多いと交感神経がずっと上がったままになり、理由もないのにいつも不安を感じたり、イライラしたり…。睡眠も浅くなります。瞑想をすると副交感神経のスイッチが入り、不安やイライラを引き起こす交感神経の暴走を食い止める働きがあるのだそうです。

2 今に意識を向けることで感情にふり回されなくなる
瞑想が呼吸法と違うのは、無意識の部分に意識を向けること。無意識を意識?ってよくわからなくなっちゃいますよね。あんまり複雑に考えずに、瞑想中にいろんな考えが浮かんできてもそれを放っておいて、「今」に集中するのが瞑想です。これができるようになると、物事を客観的に見られるようになるので、自分の感情や人の意見に振り回されなくなります。

3 脳の海馬が変化して記憶力や集中力が上がる
ハーバード大学の研究では、8週間瞑想を続けた人は、脳の海馬にある、記憶や感情を司る灰白質の密度が上がったそうです。瞑想を続けると、慢性的な不安やストレスがおさえられることがわかってきています。

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瞑想は難しい。自分はできる気がしないと思う人へ
 

瞑想を始めてから、くよくよしたり、不安になったり、イラッとしたり、そんなネガティブな感情に振り回されなくなりました。イヤなことがあっても、すぐに手放せてポジティブに切り替えられるようにも。新型コロナウィルスの影響で、健康や仕事や子育てや、毎日が不安なことがいっぱい。そんな今こそ、ぜひ瞑想を取り入れてほしいです。

でも、瞑想と聞くと難しそうだから自分には無理!と思う人もいるかもしれませんよね。大丈夫! 私のメソッドは簡単です(笑)。瞑想をはじめた頃、無意識が難しくて。目をつぶると、今日の夕食は何にしようかな? あれやったかな?とか、いろんな雑念が次から次に頭に浮かんできました。

いきなり無意識になろうとするのは難しいので、この瞑想メソッドはまず五感に集中して無意識と同じような状態をつくります。聴覚、視覚、嗅覚、触覚、嗅覚に集中していくことで、脳を無意識と同じ状態にして副交感神経のスイッチを入れていきます。

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初心者向け!「視覚」に集中するSHIHOの5分間瞑想メソッドとは?
 

第一回目は視覚、目に意識を向ける瞑想です。人は目を開けたときの情報に70~90%とらわれているって知っていますか? 

だから、目をつぶって情報をシャットアウトするだけで、意識を内側に向けやすくなります。

今回の「視覚」を意識する瞑想では、いつもの「見る」ではなく「見られる」感覚に集中する方法です。同じ目を使っても、意識が変わる感覚に気づくでしょう。

瞑想を始めるときは、静かで集中できる部屋を選んでくださいね。

イスに座っても、床にあぐらをかいても、どちらでもかまいません。楽にリラックスして座ることが大事!

まずは、この瞑想メソッドの監修アドバイザー、ハーバード大学客員教授の根来秀行先生が考案した根来式呼吸法「4・8呼吸」と「4・4・8呼吸」を行います。

お腹をふくらませながら4秒かけて鼻から息を吸い、お腹をへこませながら8秒かけて鼻から息を吐きます。

次に、4秒かけて鼻から息を吸い、4秒息を止めて、8秒で吐きます。どれも鼻呼吸で、横隔膜を動かしながら行う腹式呼吸がポイントです!

この呼吸法をすると、副交感神経が高まるというデータがあるそうで、瞑想前に最適。息を吐くごとにどんどん気持ちが落ち着いてくるのがわかります。

「4・4・8呼吸」は3分ほど繰り返せば、頭スッキリ!不安やストレス、眠れないときなどにもおすすめの呼吸法です。動画では、呼吸や「視覚」に意識を向けやすいように、声でガイドしていきますね。

”見る”ではなく、”見られる”ことをお忘れなく!!ちょっと難しいかもしれませんが、“見られている”と意識したまま目を閉じて呼吸をすると、新しい感覚に出合えると思います!


↓↓SHIHOがガイドする「五感が目覚める5分間瞑想〜視覚編」はこちら↓↓

【YouTubeの「mi-molletChannel」をチャンネル登録してさらに動画をチェック!】

いかがでしたか? ”見られる”ことで、いつもの感覚との違いは感じられましたか?

自分の中に起こる小さな感覚の変化を感じてみてくださいね。

普段とらわれている感情や考えを手放す練習として、五感のひとつに集中してみることが瞑想の入り口や手助けになります。

最初は朝起きて5分、時間がなければ空いた時間の5分、寝る前の5分。いつでもいいのでその日の気分で始めてみてください。

毎日続けると効果や変化が増してきます。瞑想は一期一会!2度と同じはなく、毎日違う感覚に出合えます!みなさんの生活に合わせて、自由に取り入れてくださいね。

次回は、五感の「聴覚」を意識する瞑想メソッドをお届けします。お楽しみに!
 

【協力店リスト】
エディション 表参道ヒルズ店 tel. 03−3403−8086

モデル/SHIHO
監修/根来秀行(医師・医学博士)
動画撮影・編集/ケーアールケープロデュース
取材・文/山本美和