スタイリスト、ミモレコンセプトディレクターの大草直子が着こなしのアイデアや日々の思いを綴ります。

自宅で90%の仕事ができる今の環境を、ありがたいとは思いこそすれ、あまりストレスに思わないようにしています。以前は、ほとんどなかった休日は、ほぼ1日パジャマ。「肌を休めよう」なんて、顔を洗わない日もあったりして(小さな声)。けれど今は、平日は7時には起きて、なんとすぐにパジャマからお出かけ用のスウェットに着替え、デニムをはいたり。顔を洗って、丁寧にスキンケアをし、そして日焼け止めを塗って、髪も整えて。

 

なに~~?この変化。すごいな。意識1つなんですね。

スーパー行くときも銀行も行くときも。今はマスクを必ずしているし、風邪の初期症状ものどの痛みから――という私は、自宅にいるときも、保湿も兼ねてマスクをすることも♡(これ、実は以前からそうなの。真冬のカラカラに乾いた日とか、あ、疲れがたまって、気を抜くと体調が悪くなるな、という日)普通にマスクをしていた(笑)。

というわけで、マスクをしていても(写真は、はずしていますが)、髪の質感調整で、自分的に気分が上がるのを発見しました。髪って、顔を縁取り額縁、とはずっとお伝えしましたが。マスクをしていると、なかなかメイクをできないので、髪のデザインだけでなく、素材感を調整するのは「全身の印象」に大きく関係しますね。そう、服選びと同じ。

まずはヘアオイル、ワックスを使ってウェットヘアを作ります。癖毛の方も、このオイルとワックス使いでボリュームダウンし、コテやストレートアイロンと格闘しなくても、なんとなくサマになるから不思議。そうして、それをハーフアップにするだけ。オイルを4プッシュくらい(私の髪のボリュームと長さで)。え?多い?と思われるかもしれませんが、このくらいの分量使わないと、大人の髪は朝つけて午後には乾いてきてしまいます。そして、ワックスを重ねるのがポイント。顔回り、結んだテールの部分に指の先にとって、こするようにつけます。このひと手間が、「束感のある」髪を作ってくれます!

あら不思議。マスクをしていても、スウェットを着ていても。どこか手をかけた雰囲気になるので。ノーメイクに飽きた方も是非♡
 

大草 直子

ブラウスはプルミエ アロンディスモン(5月発売予定)で、パンツはカオスです。太いバングルはティファニー、細いバングルはマルコム ベッツです。

トップス#ザラ
ブレスレット#ハム
リング(シルバー)#エルメス

前回記事「わたくし、子供を頼り、レイジーな自分を許してる(笑)【スタイリスト大草直子】」はこちら>>