久しぶりに福岡の実家に帰り、数日過ごしてきました。
故郷っていいものですよね。さらに、久しぶりの母との時間もかけがえのないもので、
東京でコロナ疲れしていた私の心は、今回の滞在ですっかり癒された次第です。

それに加え、帰省するたびに毎回感じる実家の心地よさ、これはどこから来るものだろうと、
あらためて考えてみました。
それは、年老いた母による、ささやかだけれど大切な生活習慣によるものでした。

今回あらためて気付いた、心地よいポイントを3つ。

その1、ピンと張った障子

 

 

 

 

 

 

 

母は茶道の先生で、実家にはお茶室があります。そこに障子窓があるのはもちろんですが、隣の洋間も
カーテンではなく障子窓です。それがいつも清々しく、障子越しの日の光がとても優しくて、ホッとするのです。
「障子っていいねえー」とつぶやく私に
「あなたが帰って来る前にちょうど張り替えたばかり、障子はいつもピンと白くなくてはねー」と母。さらに、
「これまで何十年って、定期的に職人の〇〇さんに張り替えてもらってるのよ。〇〇さんは、私と同じ86歳、今も現役の職人さん、
お互い現役で頑張りましょうねーってこないだ話したばかりよ」
我が実家の障子にそんな小さな歴史があったなんて、、、86歳の職人さんの丁寧な仕事が目に浮かぶ真っ白な障子、
実家の心地よい空気を作り出している大切な要素の一つです。

その2、ピカピカに研がれている包丁
母は高齢ですが、家事は自分でなんでもこなします。ただ、私が帰省したときくらいはと、私が母に料理を作るのですが、
料理の下ごしらえが、なんだか心地よい、、、料理が楽しい、、、その理由はズバリ、包丁の切れの良さでした。
胡瓜もトマトも、まあスパンスパンと切れて気持ちのいいこと。たまーに業者さんに研いでもらう私とは違って、母は頻繁に自分で包丁全てを研いでいること、
知ってはいましたが、包丁の切れ味がいいことが、こんなに台所仕事の気分を上げてくれるとは、、、当たり前なことなんだけどおろそかにしていたことを反省、
今回、東京に戻って真っ先に包丁を研いだ私でした。

その3、洗面所に整然と並ぶタオル
これもささやかすぎることですが、洗面所の棚に並ぶタオル類がいつも一糸乱れぬ整列ぶりで、これが見ていて気持ちいいのです。
取り出すと、ちょっと曲がったり乱れたりするタオル類、我が自宅では気にしていなかったのですが、実家のタオル類は、いつもまっすぐお行儀よく並んでいます。
タオルが綺麗に並んでる、、これだけでこんなに心地いいものなんだ、、大雑把な私ですが、これならすぐにできる、、これまた東京に戻ってタオル棚に直行。

 
 

他にも、玄関に靴を置かない、自家製のぬか床にいつも美味しい漬物がある、、などなど、母にとっては当たり前でささやかな生活習慣が、今回なぜだか心にしみたのは、
ステイホームという新たな時間の過ごし方で、自分にとっての豊かさの価値観が変わったからなのかもしれません。

このようなことをブログに書いたと母に言ったとしたら、「あなた、、こんな当たり前すぎること、紹介するなんて恥ずかしいからやめてちょうだい」と叱られそう。


でも、包丁研ぎと、タオル、玄関に靴を置かない、は早速実践、東京の自宅が少しだけ心地良くなった気がします。

ささやかだけど大切な生活習慣、ミモレ読者の方々の小さな習慣についても教えていただければ嬉しいです。

最後に、話は変わりますが、前回に続きオンラインサロンのお知らせを少し。

 

前回はビジネス系のトークショーでしたが、今週末6日土曜日に開催される今回は、「珈琲と文具、ときどき雑貨」というテーマで、我が文具部屋から、美味しいコーヒーや可愛いパッケージのお菓子、文具や紙モノの整理収納術、自分の宝物を集めた「慰めの引き出し」の作り方など、暮らしが豊かになるアイデア満載のお話を90分お届けします。主催の手紙社さんの会員だけでなく、一般でもお申し込みいただけます。ご興味ある方は、以下のサイトをご覧くださいませ。https://coubic.com/tegamisha/654895

(ちなみにこの写真のお茶菓子は、最中で知られる「空也」の水羊羹、隠れた人気のアイテム、母に頼まれての東京土産でした)