先日開催したオンライン番組「珈琲と文具、ときどき雑貨」で「なぐさめの引き出し」をご紹介したところ、とても好評でしたので、今回はその引き出しの話です。
「なぐさめの引き出し」とは、自分の宝物ばかりを大切にしまっている引き出しのこと。

 

この言葉に出会ったのは、数十年前の局アナ時代。本屋さんで何気なく手にし購入したエッセイ本
「シンプルな豊かさ」でした。

 

一年365日分のエッセイが書かれた柔らかな哲学書のような本で、その中に「見れば心がホッと和む、自分の好きなものだけを入れた”なぐさめの引き出し”を作りましょう」という一節があります。

その言葉に心を掴まれ、自分もと、思い出の品ばかりを集め「なぐさめの引き出し」つくりました。それから今日に至るまで、
中身を少しずつ入れ替えたりしながら、今も我が家には、「なぐさめの引き出し」があります。

オンライン番組では、簡単な作り方のポイントをお伝えしました。
・引き出しでも、箱でもいいこと。
・底の部分には、綺麗な模様の紙を敷くこと。
・開ける度に良い香りがする匂い袋を入れておくこと。

 

あとは、思い出の品を、どんどん詰めていくだけ。
私は、小さなお菓子箱や、ヴィンテージ缶も中の仕分けに使っています。

 
 

現在の「なぐさめの引き出し」には、以下のようなものを入れています。

小学生の頃集めた、森永ハイクラウンのおまけカード「フラワーフェアリーズカード」
漫画雑誌なかよしのおまけ「キャンディーキャンディーのミニレターセット」
大学時代、語学留学の帰りに立ち寄ったオランダで買った「木靴人形セット」
局アナ時代に出会った「ティファニーのスクラップカッター」「エルメスの付箋カバー」
父の形見の「万年筆プラチナ・プラチナ」
ヨーロッパの蚤の市で出会った、陶器でできたブロッター(インク吸い取り)などなど。

その中で、一番参加者の方々に驚かれたのが、大学のサークルの先輩から、大学時代のバースデーにいただいたカセットテープでした。
四十年、引き出しの中に大切にしまっていたもの。それを、番組では、実際テープレコーダーで再生して聞いてもらいました。

 

そこから流れてきたのは、サザンオールスターズの桑田佳祐さんや原由子さんなどのメンバー一人一人による「のんちゃん、19歳、お誕生日おめでとう!」の声。
実は私、青山学院大学時代、軽音楽のサークル「ベターデイズ」に所属しており、サザンは、サークルの大先輩。コンサートの時は皆で楽屋に遊びに行っていたりしたのです。
このカセットは、メンバーと特に仲の良かった3つ上の先輩による、嬉しすぎるサプライズプレゼントで、まさに一生の宝物です。大切に保管していたからか、幸いなことにまだ音もちゃんと聴けました。(自宅にあったカセットレコーダーは壊れてしまっていたので、このために、アマゾンで新しく購入、今もカセットテープレコーダー売っていることにもびっくり!)

ということで、長くなりましたが、、、、
他人ら見るとただのガラクタでも、自分にとっては、心に染み入る思い出のアイテム、皆さんもお持ちですよね。
それらを一箇所に集めた「なぐさめの引き出し」は、きっとあなたをそっと優しく包み、心にたっぷりと栄養を与えてくれるサプリのような役割を果たしてくれると思います。

 
 

時間がある時に是非、オススメです。