富士山のふもとで食と運動のダブルで健康を見直す、ウェルネスプログラムの2日目。
「フジプレミアムリゾート」のコテージに泊まったのですが、広々とした落ち着いた部屋でぐっすりと眠りにつけたので、目覚めは快適。


今朝は6時30分に集合し、ピラティスでエクササイズ。さらに、午前中はホテルの近くをウォーキングして身体を動かしていきます。1日中、運動に時間を費やすなんて……学生時代以来です(笑)。
■あごを引いて正しく歩く!
といっても心配事が……。急な坂道や階段の昇り降りをするとすぐに息があがってしまうので、運動することを避けていました。歩くぐらいなら大丈夫だろうと思っていたのですが……人よりも歩く速度が遅く、常に最後尾(笑)。な、ナゼだろう?
理学療法士の高田宣夫先生に昨日、身体のクセを見ていただいたとき、「腹筋が弱いですね。それも首の前側の筋肉がほぼ使えていない」と。
そういえばヨガのレッスンで「お腹に力を入れて」と言われても、お腹に力を入れている感覚がわからず……どうやら正しい筋肉の使い方ができていないみたいです。
そこで教えていただいたのが、「あごを引いて正しく歩く」こと。それだけ? ってお思いでしょうが、これが結構難しいんです。私もそうですが、多くの人があごを前(もしくは少し上目)に突き出していて、横から見ると首が前のめりになっているんですよね。
あごを引いてみたのですが……「それはあごを落としただけ。引いていませんよ」と笑われました。
「あごに人差し指を当ててみてください。そうすると首が後ろに行く感じがわかりますか? 二重あごをつくる感じといったほうが女性はわかりやすいかもしれませんね」と。確かにのどにグッとくる感じ。「そう。そうすることで首の前の筋肉が発達するんですよ」と高田先生。「尾てい骨から首の骨が一列になった感じ。頭の先から糸を吊られているような感じで歩いてみてください。腰の位置から足を前に突き出すような感じで」と一つひとつの作業を確認しながら踏み出してみると……「1歩ってこんなに前へ出るの?」というくらい前へ進みました。
今までどんな歩き方をしていたんだろう……プロの目から見たらさぞかし滑稽な姿だったろうな〜と恥ずかしくなりました(笑)。
■朝食(Breakfast)の意味を知っていますか?

たっぷり身体を動かしたあとは、楽しみの食事。管理栄養士・医学博士の岩崎真宏先生がここでタメになるお話をしてくれました。
「朝食を英語で“Breakfast”といいますよね。Fast(ファスティング=飢餓状態)をBreak(壊す)という意味なんです。前日の夜に夕飯を食べてから朝まで空腹状態が続くわけです。そのまま朝食を食べずにいると、体内のエネルギーの貯蓄が失われ、体はエネルギーを使わないように守りの体勢に入るんです。代謝が落ちる原因にもなるし、次の食事(ランチ)のときにはより吸収しようとするので、かえって太りやすくなってしまうんですよ。体のためにと思っている人もいますが、実は逆効果。朝食は必要なんですよ」と。
確かにね。じゃあ、一体何を食べればいいのでしょう?(私は朝の定番フルーツもNGなのに……)。

「フレッシュな野菜、それとパンかご飯。朝は女性ホルモンを活性化する豆乳もいいですね。僕たちが提案する健康ジュースもおすすめです」。目の前に出されたのは、管理栄養士が正しい栄養学にもとづきながらフレッシュな食材でつくる健康ジュース『Nu.Juice(ニュー・ジュース)』。ホルモンバランスや代謝を整え、ダイエットをサポートする食物繊維がたっぷりはいったジュースは、毎食の始めに1杯飲むだけで胃腸にやさしく働きかけ、さらに消化吸収も調整してくれるから、身体にいいことらだけだとか。
味は美味だけど、毎食つくるのは面倒……と伝えたら、「来年春には商品化できるように開発中なので待っててください!」(笑)。

午後はパーソナルトレーニングをしていただき、身体の弱点を教えてもらいました。「年齡を重ねると代謝が落ちていくのはある意味仕方のないこと。でも、日々のトレーニングやエクササイズで代謝を上げることはできるんですよ。代謝をあげる、つまり筋肉量を増やすことが必要で、その筋肉量は運動でしか上げられない。そう聞けば、運動の必要性がわかるはずです」と、PHIピラティスジャパン代表の桑原匠司先生。
実際、姿勢を正して歩くことを心掛けただけで、背中とウエストまわりのブヨブヨお肉がなくなってきました。正しい筋肉を動かして、身体に記憶させれば、体のシルエットもキレイになりますよね。
■ドキドキの結果発表!
最終日の3日目。「InBody430」でまたまた計測。何と、脂肪率が2.7%も減っていました! 体脂肪量は1.7kg減、筋肉量は1.1kg増。さらに基礎代謝量も1350kcalと高マーク。先生たちからみると「上出来すぎる結果」だとか。
ただ、体重だけが減ってなくて……。一番わかりやすい数値が減らなかったことに残念さはありますが、食と運動療法の大切さを学べたことは大きな収穫でした。
このメニュー、9月から本格的にプログラムとしてスタートするそうです。
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