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自分の言葉で語ることが「風の時代」を生き抜く前提【占星術家・新里ひろきさん】

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2020年も残すところあと2ヶ月あまり。大変革の1年となりましたが、西洋占星術の世界では、この年末に2021年以降の運勢を予想させるような大きな星の配置が起こるといわれています。
そのキーワードとなるのが、今回の特集のテーマでもある「風の時代」。
いったい宇宙の彼方でどんな天体現象が起ころうとしているのか、そしてそれが私たちの生活にどんな影響を及ぼすことになるのでしょうか。
アメリカで本格的に占星術を学ばれて、現在もアメリカ・フロリダ州に在住の心理占星家、新里ひろきさんにお話をお伺いしました。

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新里ひろき
アメリカ・フロリダ州在住の心理占星家。西洋占星術界の重鎮ノエル・ティルに師事。氏の難解で有名なマスターズ占星術認証コースの最優秀卒業生。ISAR(国際占星術研究協会)における講演等を含め国際的に活動する。日本では唯一ノエル・ティル公認の占星術家養成講座である「ティル式心理占星術マスターコースJAPAN」を中心に来日セミナー、オンライン講座、心理占星術ポッドキャスト等を通じて活動中。
ホームページ:https://www.hniizato.net/
Facebook:https://www.facebook.com/niizato/

 


200年に一度の運命的な星の配置に立ち会うために


編集部:占星術界では、今年の年末に200年に一度ともいわれる星の配置が起こるそうですが、いったいどんな天体現象なのでしょうか。

新里さん:12月22日に木星と土星が、「グレートコンジャンクション」という星の配置になります。
これは木星と土星が地球から見たとき、ちょうど重なるかのように接近する現象です。この現象は、一部例外はあるもののおおよそ20年ごとに起こるんですね。20年に一度というのも十分にインパクトがあるのですが、今年の場合はさらに特別なのです。

自分の言葉で語ることが「風の時代」を生き抜く前提【占星術家・新里ひろきさん】_img1
木星と土星が邂逅するタイミングをグレートコンジャンクション(大会合)と呼びます。約20年に一度起こりますが、エレメントが変わるのは約200年に一度です。

西洋占星術では、天体の配置がどの星座(サイン)で起こるかを、とても重要視します。
約20年ごとに起こるこの木星と土星の接近は、過去200年あまりの間、「地のエレメント」に属する「牡牛座、乙女座、山羊座」のいずれかで起こってきました。
ざっくり言うと1800年あたりから、およそ20年ごとに「地のエレメント」で木星と土星が何回も接近してきたわけです。この期間を占星術界では、「地の時代」と呼んでいます。

ところが今度の12月22日は、水瓶座という「風のエレメント」に属する星座で、この現象が起こるのです。そして今後約200年間は「風のエレメント」である「双子座、天秤座、水瓶座」のいずれかで、20年ごとに木星と土星が接近することになります。

つまり、木星と土星の接近が「地のエレメント」から「風のエレメント」へと移行するわけです。これを「風の時代」に入ると、占星術界では呼んでいるのです。

「地の時代」は生存能力を高め生産性が重視される時代


編集部:興味深いですね。読者のみなさんには「過去の木星と土星のグレートコンジャンクションの一覧表」を見ていただくと、よくわかると思います。
「地の時代」から「風の時代」へと移行すると、どういった現象が予想されるのでしょうか。

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グレートコンジャンクション(木星と土星が重なる)一覧表


新里さん:「地のエレメント」には、「生存能力」や「基本的な生活に必要なものを整える」という意味合いがあるんですね。この世界で生きていけるだけの必需品や衣食住、そういった地盤を固めていくという要素をもっています。

「地の時代」が始まりつつあったのが、先ほども話した1800年ごろから。
その時代はいわゆる第一次産業革命の時代で、工業化と共に蒸気機関の発明、農業の発展などが起きて、物が流通するようになった時代です。そのため飢えで死ぬことがなくなり、人口が増え始めます。
さらに「安全に快適に生存する」ために、生産性が優先され、効率よく大量に物を作り出す仕組みができあがりました。第一次産業革命に続いて第二次産業革命も起こり、人々は頑張って労働することで社会の恩恵を受けていったのです。

これって、まさに「生存能力」や「基本的な生活に必要なものを整える」ということを実現していますよね。
「地の時代」の200年間をかけて、人類は自分たちの生活の基盤というものを確固たるものにすることができたんですね。その結果として医療も進み寿命が伸び、ものすごく便利な世の中になった。


そして今、この2020年という時代において、もう「地の時代」の発達というのはピークに達しているということですよね。

続く「風の時代」には、「風のエレメント」が象徴するものが優勢になってくるでしょう。それは「情報や通信、ネットワーク、対等な人間関係、個性、デジタル、人工知能」といった分野です。
まさに今の時代は第四次産業革命と言われて、コンピューターやネット、AIの発達によって、単純作業は人間ではなく機械が行う時代が来ています。おそらくある程度、複雑な作業もAIができるようになってくるでしょう。今後ますますこういった「風のエレメント」の要素が勢いを増してくるはずです。

ここでちょっと面白い発見があります。表を見ていただくとわかるのですが、1981年の頃に一時的に「天秤座」という「風のエレメント」で、グレートコンジャンクションが起きていますよね。その後、また「地のエレメント」である牡牛座に戻りますけど。
時代の変わり目である過渡期には、次の時代を少しだけ先取りするような、こういう現象がよく起こります。「風の時代」に移行する前兆みたいなものですね。

この1981年頃からの20年間は、第三次産業革命といわれる頃で、デジタル文化への移行が促進された時期でした。パソコンやインターネットなどの発明や普及もこの時期にあたり、ちょうど時期が重なっているのが興味深いですよね。

 
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