美容エディターの松本千登世さんは、いつも自然体でエイジングに抗うことなく、肌変化を楽しんでいるようにさえ見えます。そんな松本さんに、年齢とともに増えてくる“シワ”に対してどのような気持ちで向き合っているのか伺いました。

“記憶の中でシワが消える人”になる

 

“人の若々しさはどこで決まると思うか”という問いに、肌でも髪でもなく、“表情の明るさ”だと即答した松本さん。

「いつも笑顔で生き生きとした表情の人は、いくつになっても若々しい。逆に、疲れた顔だったり、無表情だったりすると老けて見えてしまいます。だから同じほうれい線でも、笑ったときにできるシワのような“八の字”の形だといいけれど、ほうれい線から口角にかけて、“タテに落ちる”形だと、無表情で老けた印象になりますよね」

とはいえシワは、ないならないほうが若々しく見えるのでは。

「以前、『人のシワを見るのが大好き!』とおっしゃるメイクさんがいました。理由を聞くと『その人がどれくらい笑って生きてきたか分かるから』と。シワは生き方を刻むものですし、笑顔が弾ける人を思い出すとき、そこにシワの記憶がない。むしろ、笑顔でできたシワがプラスの印象を与えます。結局、実際にシワがあるかないかというよりは、“記憶の中でシワが消える人”であることが大切だと思うんです」
 

40歳目前、潔い女性になろうと決めた


シワをポジティブに捉えている松本さんですが、初めからそんな風に思えていたわけでありませんでした。

「今でこそシワもたくさんあるし、1本1本を細かく気にすることはなくなりましたが、ちょうどシワができ始めた20代から30代にかけては、実はとても悩んでいました」

ところが40歳手前のある日、考え方が変わる出来事が。

「当時、流行っていたのもあるし、若く見えるからと、前髪を“ぱっつん”にしていたんです。でもふと鏡を見たら、前髪の横の線と、自分のタテのシワが喧嘩して、シワが悪目立ちしていて……。その姿に唖然としました。その頃、私は『Grazia』という大人女性のための雑誌の編集者でしたし、私自身、大人のほうがかっこいいと本気で思っていたはずなのに、自分がこんなにも当たり前に“若さ”にしがみついていたということに気付かされました。そのとき、もっと潔くてかっこいい大人になりたいと思ったし、エイジングサインも受け入れようと自分の中のベクトルが変わったんです」

松本 千登世 Chitose Matsumoto
美容エディター。1964年鳥取県生まれ。女性誌や単行本など美容や人物インタビューを中心に活躍中。幅広い知識と穏やかな人柄が人気。著書に『もう一度大人磨き 綺麗を開く毎日のレッスン76』 『「ファンデーション」より「口紅」を先に塗ると誰でも美人になれる「いい加減」美容のすすめ』(講談社)、『美人に見える「空気」のつくり方 セルフケアで女を磨く79のテクニック』(三笠書房)などがある。


ふっくら肌を育む、睡眠とスキンケア


「肌のケアで大切にしているのは、“深い1本のシワをなくす”ことより、“シワを気にせず、思い切り笑える肌を作る”ということ。ハリと弾力があって、笑うときにできる皮膚の折り目も跳ね返せる柔軟性のある肌は、シワができにくいですし、健康的な肌状態でもあります」

そんな肌を目指すために、毎日の生活習慣から気を付けているそう。

「規則正しい生活を心がけていますが、その中でもとくに大切にしているのは睡眠です。就寝時間から逆算して、何時には寝たいから食事は何時くらいまで、入浴は何時くらいまでに……とざっくり決めていて、それが習慣になりました。睡眠の質は、人生の質。睡眠時間を確保することで、肌と心の調子を保っています。最近は、ザ パブリック オーガニックやバンフォードのピローミストも取り入れています。優しいハーブの香りが深い眠りへと誘ってくれるんです」

松本さんの自宅ベッドルーム

スキンケアも、“調子を上げる”ことに重点を置くと言います。

「毎日の基本は、クレンジングで肌を柔らかくして土台を整えたあとに、化粧水とクリームを重ねるケア。化粧水とクリームは、規定量以上をたっぷり使って肌を膨らませます。いつもより肌がしぼんでいるなと感じたときは、肌を柔らかくする美容液をプラスしたり、化粧水をコットンに浸した化粧水パックのあとに、さらに化粧水と乳液をコットンに浸した乳液パックを使って肌をふっくらさせ、肌の調子を上げることも」
 

シワができにくい柔軟な肌を作る美容液


ディセンシアのアヤナス リンクルO/L コンセントレートは、顔全体に使えるオイル状のシワ改善美容液。

「初めて使ったときは、その浸透力に驚きました。ナノサイズ化したオイルが水みたいにスッと肌になじむので、私はブースターとして使って肌の調子を上げてから、化粧水を重ねます。この美容液は、硬化した角層を柔らかくすることで肌表面のシワにアプローチするという視点と、真皮にまで深く刻まれてしまったシワにも有効成分でアプローチするという2つの視点がありますが、肌表面については、1回使っただけでも柔らかくなるのを感じられました。また何回か使っていくうちに、肌が揺らぎにくくなった気がします」

松本さんも愛用。顔全体のシワにアプローチし、ツヤ・ハリ肌を叶えることもできる美容液。肌がゆらいだ時でも安心して使用できることも魅力の一つ。アヤナス リンクルO/L コンセントレート 30mL[医薬部外品] ¥6500/ディセンシア

オイル状なので、顔全体の“面”をケアできるのもポイント。

「肌全体がなめらかになると、顔に影が落ちにくくなるので顔が明るく見えますし、手で触れたときに柔らかい肌というのは、気持ちも前向きになれますよね。1回できてしまったシワを改善するのは時間がかかりますから、普段から柔軟な肌を育てて、シワをできにくくすることも大切です」

柔らかでハリのある肌を手に入れ、シワを気にしないで笑える毎日を目指す「アヤナス リンクルO/L コンセントレート」。先日、このアイテムに関する詳しい解説を、松本さんと一緒にインスタライブで行ったので、その様子もぜひこちらからご覧ください。


問い合わせ先/ディセンシアお客さまセンター
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撮影/杉山和行
ヘア&メイク/中台朱美
取材・文/中田絢子
構成/川端里恵(編集部)