年齢を超越した輝きとアクティブな生き方で、アラフォー世代にも人気のインフルエンサー、女優のヘレン・ミレン。75歳にしてロレアル・パリのスポークスウーマンを務め、インスタグラムでは90万人超えのフォロワーを持つ彼女が、年齢を重ねること、そして自己肯定感の高め方について語っていました。

75歳ヘレン・ミレンが語った自己肯定感の高め方_img0
写真:Splash/アフロ

「私の経験上、自己価値と自信というものは、自己中心的な考えからは生まれないの。それはあなたが世界の他の人々のために出来ることを考え始めたときに生まれるものよ」

 


年齢を重ねることに対しては、「私は優雅なエイジングなんてしたくない。不真面目にエイジングしたいわ」と発言。「エイジングとは祝福であり、その現実は、止まることなき冒険の連続。私はそれを楽しんでいるの」

外出自粛中にも、彼女は毎日メイクをして髪を手入れして、パジャマからきちんとした服装に着替えてステイホームを楽しんでいたそう。

「夫と私はふたりとも歳を取っているから、ロックダウン中もできるだけヘルシーで居ようという意見で一致したの。自分たち独自のエクササイズプログラムを取り入れたわ。私はヨガ、彼はピラティス。これは1日のリセットにもとても良い機会だった」
ビューティーについては、「私は毎日同じようなことを繰り返す人間ではないの。あるときは明るい赤やピンクのリップを塗るけど、あるときはミニマルなメイクにする。そして常に乳液を混ぜているわ」


コロナによる外出自粛期間中は、崩壊の危機に直面した集中治療体制への寄付を呼びかけるため、起き抜けの写真を投稿したことも話題に。

これらのインタビュー内容からは、彼女が外出自粛中にもその状況をポジティブに受け止め、日々を楽しんでいた様子が伝わってきます。

いつも思うのですが、年齢を重ねても魅力的なひとって、皆さん目の輝きが違うんですよね。楽しそうにキラキラしている。それっていくつになっても好奇心を失わずに、新しい出会いやチャレンジを楽しんでいるから生まれる輝きなのかなあ、と。

そして前述の自己肯定感についてのコメントは、すごく納得。なぜなら、自信の無さというのは常に自分にばかり目が向いて、なおかつ周りの人と比べてしまっているときに生まれる状態。40代以降になって「生きやすくなった」と言っている周りの大人たちを見ていると、みんな、自分ではなく他者への貢献を考え始めた、つまり「受け取る」よりも「与える」にシフトしたことで、一種ナルシズムな自家中毒的な状態から抜け出て、フラットな視点に立てるようになれたのが共通点のように感じていたから。

与えることにフォーカスするようになると、自分が「持っているもの」に逆に目が向かうから、ということなのでしょうか。不思議ですね。


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