突然ですが、私はバツイチ、つまり離婚経験者。

基本的に過去は振り返らず、起きたことはすべて前向きに捉える超・ポジティブシンキングな性格ではありますが、ときには「なんで私の結婚生活、上手くいかなかったのかな〜」と未だに考えるときもあります。それは、やはり結婚という、人生最大とも思える決断に自分が失敗したのではないか、という想いがどこかにあるからなのでしょうね〜〜。

今回は私のそんな想いを軽くしてくれた、離婚に関するヘレナ・ボナム=カーターの名言をご紹介したいと思います。

写真:REX/アフロ

「これはポジティブな意味で言うんだけど、人にはある特定の時期だけお互いにふさわしいタイミングというものがあり、ときには、もしそうできるなら、あなたが得られるものだけを得てできる限りのことをしたら、お互いにそれ以上関わるのをやめるべきだということもあると思う。まあ、(元夫のティム・バートン監督と)最初は別れたくなかった、というところね」

つまり、パートナーシップ=結婚には賞味期限がある、という考え方。

これには賛否両論あるでしょうが、恋人や夫婦という関係は、必要なことを学び合ったらお互いを卒業するものだ、というのは、さまざまな人生論で言われることですよね。

終わったことを悲しむより、出会えたこと、与えてもらったものに感謝して前に進む。この考え方が私は好きです。

ヘレナ自身は2014年に、元夫のティムとの13年間の結婚生活に終止符(ここにも私の持論、結婚13年限界説を裏打ちするカップルが!)を打ち、現在も良好な関係を築いています。そして21歳年下の作家、ライ・ダグ・ホルンボーと熱愛中。マドンナが年下ダンサーと付き合うとなぜかどうしても「お金か!」という穿った目で見てしまうのですが、ヘレナが年下と付き合っても「そうだよね、わかる。魅力的だもん」と思えるのは、やはり彼女が54歳の今でもエキセントリックな魅力と才能に溢れた女性だからでしょうか。いや、マドンナもそうなんですけどね。

写真:Backgrid UK/アフロ

そんなわけで、今、パートナーとの問題に悩んでいる方がいたら、ちょっとこのヘレナの言葉を見て、一旦俯瞰でふたりの関係を眺めてみて欲しいのです。

そうしたらもしかしたら、違う何かが見えてくるかもしれません。


前回記事「“イメチェン”マーク・ジェイコブス、ミキモトのパールネックレスへの愛について熱く語る。」はこちら>>