ミモレ読者のみなさん、こんにちは。

キュレイター、ときどきアートライターをやっております林綾野です。普段は美術館での展覧会の企画、制作の仕事や、画家や美術作品のご紹介をする書きもの仕事をしています。

先日、オランダ・ゴーダでストロープワッフルのワークショップに参加しました。普段は、『ゴッホ 旅とレシピ(講談社)』などの本を通じて、アートを食や旅の切り口でご紹介しています。

この秋、mi-molletを運営している講談社から創刊された「おとなスタイル」でも、おすすめの展覧会やお寺のご紹介をさせていただきました。

8月25日に創刊した「おとなスタイル」。巻末の“otona calendar”では4ヶ月間、その日その日に始まるイベント情報を日めくりカレンダースタイルでご紹介。創刊号では美術展やお寺の秘仏公開情報をおすすめしています。
ひろしま美術館さんと一緒に企画、制作した展覧会がもうすぐ始まります。絵本作家安藤光雅さんの絵本原画展です。「安野光雅のふしぎな絵本展」10月31日~12月6日 @ひろしま美術館


絵本作家の安野光雅さんの展覧会の企画など、ここ最近、必死で取り組んでいるのは「絵本の世界」。『ぼくはクロード・モネ』という、モネの人生を紹介する絵本を2015年9月、講談社から刊行しました。画家が「どんな人で、どんな暮しをしていたのか?」ということを、日々調べては、美術鑑賞の手引きに出来ないだろうか?という試みをライフワークにしていたりもします。

モネの人生を紹介する本です。睡蓮の画家として世界中で愛されるモネですが、人生の前半では絵が売れず暮らしに困るなど苦労を重ねます。いかなる時も絵画にかける熱い思いがモネの人生を貫いています。『ぼくはクロード・モネ』(講談社)

近い将来、「オランダの絵本」にまつわる本を出す予定もありまして、
あらためてオランダに調査に行くことにしました。

「おとなスタイル編集部」のお隣さん「ミモレ編集部」に旅の計画をお話したところ、「旅の準備手帖」なるもので読者のみなさんにヨーロッパの街の魅力をご紹介してみましょう、ということになりました。

画家の人生紹介をしようと思うと、まずはその画家の生まれた土地や絵を描いた場所などを訪ねなければなりません。美術展の仕事で国内外の美術館に行くことも多く、旅する機会が増えました。そんな旅の中でも、ちょっとユニークな場所をご紹介できればと思っています。

子どもの頃、待ち遠しかった夏休みや冬休み。大人になってからは、お盆や年末年始やGWをずばり謳歌する人、ピークをちょっとずらしてゆったり休みを取る人、一大決心で長期休暇をどんと取る人など、休みの取り方もタイミングやライフスタイルによってさまざまです。急に休みが取れる!なんていう幸運にみまわれることもあるかもしれません。そんな時のために、「いつか旅したい場所」をストックしておけば、あわてず落ち着いて旅のプランを立てられるはずです。

今回はスイーツとアートに注目し、ユーレイルパスを片手に電車の旅をしてきました。みなさんの“いつか行く旅”のお役に立てましたら嬉しいです。