先週金曜日、キャサリン妃ご一家が、ロンドンはパレイディアム劇場に予期せず登場。医療従事者の人たちやコロナ禍で最前線で働いてくれている人たちへ感謝と支援を兼ねて行われている、パントマイムのショーを鑑賞されました。

 


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ウィリアム王子&キャサリン妃ご夫妻が、公の場で5人ご一緒にお姿を見せられたのは、昨年6月の女王の公式バースデーパレード以来ではないでしょうか。しかも今回はレッドカーペット!もちろん、3人のお子さま達にとって初めてです。

なにせサプライズ登場だったこともあり、英国民もビックリ&大興奮。まるで、一足早い国民へのクリスマスプレゼントのようでした。

超キュートな3人のお子様たちの画像にファッションポイント、詳細など、見所いっぱいのご一家スタイルをご紹介します。


プリンセスはダークカラー、プリンスは赤をプラスして華やかさをプラス


世界中を釘付けにしたお子様たちの可愛さはもちろん、“華”や存在感を実感させられたご一家の姿。それは恐らく、ファッション担当キャサリン妃が監修されるファミリーコーデによるところも大きいでしょう。

コロナ禍の現状やこのイベントの主旨を考慮されてか、フォーマルな装いではなくリアルクローズで統一されていたご一家。たとえ一家として初のレッドカーペットであっても、この日の皆様のファッションは親近感を感じさせるもの。国民と近いけれど華もある。加えて、この時期恒例の、クリスマスを感じさせるファミリーコーデです。

驚いたことに、まず目に入るのがウィリアム王子のニット。一般的に、女性が赤を着用と考えそうなところ、なんとケンブリッジ公爵家は逆に!よ〜く見ると、パパを筆頭に、ジョージ王子のニット、そしてルイ王子も実は赤をお召しになっているんです。

一方女性お二人はというと、ダークカラー。でもチェックやプリントと、どちらも柄物でアクセント。色は抑えめでも柄があるので地味に見えませんね。

考えてみれば、そもそも女性の洋服にはデザインがあるので、それだけで華やかになりますが、男性の洋服は色・デザインともに、一見地味に見えがちです。
プリンスたちのファッションに赤を加えられたことで印象が明るくなります。
これによって男性と女性のバランスが同様に保たれ、ご家族全員が引き立つ結果になっています。
まさにケンブリッジ公爵家の絆や仲の良さを象徴したファッションと言えるでしょう。


個性と成長に合わせた、3人のお子様ファッション!

ショージ王子:ボーダーのカシミアニット/ラルフ・ローレン 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

この日のジョージ王子は、ボルドー&ネイビーの太ボーダーのケーブルニット+細身のネイビーパンツ。カシミアのニットはラルフ・ローレンのもので、王子にとっては初お披露目のブランドです。ご存知の通りトラッドベースのブランドで、キャサリン妃も愛用されているだけに、ジョージ王子にもとてもお似合いです。

これまでは、ブルーやネイビーの無地でまとめられたロイヤルスタイルが定番でしたが、いつのまにかボーダーをスタイリッシュに着こなすお兄ちゃまに成長されてました。
これも、高身長にスリム体型、ママ似の彫りの深〜いお顔立ちと、ご両親のDNAを存分に受け継がれているからこそ。
プリンス然としたスマートな立ち姿勢も手伝って、すっかり英国紳士の雰囲気すら感じますね。
 

成長の証?シャーロット王女のお気に入りはダークカラー


一方長女シャーロット王女は、チェックのワンピースを着用。ここぞ!という場ではやはりワンピース、というのがプリンセスの定番です。

グレー、ネイビー、白のチェックにラッフルがアクセントになったコットン素材のワンピースは、ロンドンのIl Porticcioloのもの。イタリアメイドというだけあって、シックなデザインがお得意です。靴は鉄板のメリージェーン。パテントにダブルストラップは、まさにプリンセスにピッタリのデザインですね。

この日レッドカーペッドを歩きながら、途中でパパの手を振り払い、1人で歩く姿が見られたシャーロット王女。自立心旺盛のプリンセスは、ファッションも大人っぽく見えるダークな色味がお好みのようです。女の子の方がメンタルの成長が早いのは、ロイヤルとて同じのようです(笑)。
 

末っ子ルイ王子は、お下がりコートの下に赤

ジャケット/アマイアキッズ 写真:代表撮影/ロイター/アフロ

最後は、末っ子ルイ王子。
この時のルイ王子のジャケットは、ダッチブルーという名が付いたブルーに、ネイビーのパイピングがなされた圧縮ウールのジャケット。いわば英国のクラシックなアイテムです。

ブランドは、キャサリン妃が長年お子様たちに選ばれることが多いアマイアキッズのものですが、実はこれ、ジョージ王子からのお下がりなんです。

その証拠写真がこちらです。

ジョージ王子4歳(2017年)。バッキンガムパレスでのクリスマスランチに向かわれる車内のご様子。 写真:Mark Stewart/Camera Press/アフロ

2017年、エリザベス女王主催のクリスマス・ランチに向かわれる際のジョージ王子です。
この時王子は4歳ですが、現在ルイ王子は2歳。
少しゆとりはありそうだけれど、既にジョージ王子が4歳のときに着ていたジャケットをお召しになっているとは、末っ子はお兄ちゃまよりも、成長著しいようです。

そしてお下がりはこれだけではなく、レースアップの靴も、以前ジョージ王子がお履きになっていたものと同じデザイン。こちらもやはりジョージ王子が4歳のときに履いていたもの。

お洋服も靴も、4歳の時のお兄ちゃまのものを、2歳のルイ王子がお下がりでお召しになるとは驚きですが、誕生時の体重が最も重かったのもルイ王子なので、これもありうるのかもですね。

先に紹介した、この日の兄のボーダーニットも、3年後には弟が着られるのでしょう。

 
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