皆様、お元気でしょうか。
劇場は再び厳しい状況となり、公演の中止や延期を余儀なくされていますが、この観劇ガイドでは、感染予防のガイドラインを守って開催される公演をお知らせしていきたいと思います。
特に2月は楽しみなものが続々なのです!!

モヤモヤから救い出してくれる舞踏のステージ!【女優・宮下今日子】_img0
 
 


【写真】宮下今日子さんの私服スナップ>>


まずはこちら!
大駱駝艦・天賦典式『ダークマター』

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麿 赤兒

言葉ではどうにも説明できない感情って、ありますよね。
大人になるにつれ、うまく説明できないものをなかったことにしたり、無理やり説明できたことにしたりしてきた気がします。
更には、不謹慎、不道徳と自主規制をかけて、感情に蓋をしてしまったり。

昨年、そんなモヤモヤした気分の時に助けてくれたのは、ここでも紹介した舞踏集団「大駱駝艦」の麿 赤兒さんによるYouTubeでの踊り、Instagramにあがるダンサーの方々のインプロ(即興)動画や、自宅トレーニングの様子でした。
「このやるせないモヤモヤを誰かに告げようか」ができるのが、踊りなのだと思いました。


私はバレエのレッスンができれば幸せなので、インスタライブでの配信レッスンはとてもありがたいものでした。

バレエ界のスーパースター、ウラジーミル・マラーホフ。そのレッスンがリモートで受けられるなんて! また新しいレッスンも始まっています。

新国立劇場、Kバレエカンパニーなどでバレエ講師を務める、ソン・イ先生のインスタレッスンも!

どちらも先生のお手本を見ているだけでうっとりなので、是非!!

話がそれましたが、麿さん率いる「大駱駝艦」。正直言って、意味とか訳とかわかりません。でも私、この世の中、この時代、理屈じゃないことに救いを求めたい気持ちになっています。
エビデンス(科学的根拠)は大事ですけど、感動することって何ですかね? 
劇場でしか得られないことも絶対にあると思います!

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大駱駝艦の舞台写真  写真:川島浩之

もうひとつ舞踏の公演を!
笠井叡新作ダンス公演「櫻の樹の下には」〜笠井叡を踊る〜

舞踏家で振付家の笠井 叡が、世界の舞台を踏んできた5人の男性ダンサーに、“笠井 叡“を振り付けます。

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笠井 叡

その5人とは、大植真太郎、島地保武、辻󠄀本知彦、森山未來、柳本雅寛。
いやもう、これは飛び上がります!!

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大植真太郎 写真:Matron2016
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島地保武 撮影:Ryu Endo
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辻󠄀本知彦 写真:MUGA MIYAHARA
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森山未來
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柳本雅寛 写真:大洞博靖

が、こちらの公演、残念ながら前売り分が早々に完売。こんなに楽しみにしていた私も、うっかりチケット買いそびれ。
でも配信があります! あぁ、ありがたい。

全くジャンルが違いますが、もう1つ!
『喜劇 お染与太郎珍道中』

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喜劇! 珍道中!! 渡辺えり&八嶋智人の、喜劇初顔合わせの道中喜劇です。
どんよりした気持ちを晴らしてくれると期待しています!


観劇の際はマスクの着用をお忘れなく。客席内でのおしゃべり、ご飲食はお控えくださいませ。
制約の多い日々ですが、しっかり対策をしつつ、気分上げていきましょうね!

ではまた再来週に。


<今回ご紹介した舞台>

大駱駝艦・天賦典式『ダークマター』

宇宙を満たす目に見えない謎の物質=ダークマター。その物質が存在しなければ、人類もまた存在しないらしい。その正体は何なのか? 麿 赤兒が謎に満ちたダークマターを舞踏家として感知し、大駱駝艦舞踏手17名と共に表現する。

■日時:2月4日(木)~2月7日(日)
■会場:世田谷パブリックシアター
■チケット料金(全席指定・税込):S席(1F・2F全席指定・税込)前売5000円、当日5500円。A席(3F全席指定・税込)前売4000円、当日4500円ほか
■振鋳(振付)・演出・美術:麿 赤兒
■鋳態(出演):麿 赤兒ほか


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笠井叡新作ダンス公演「櫻の樹の下には」〜笠井叡を踊る〜

笠井叡が、梶井基次郎の「櫻の樹の下には」にインスパイヤされ、5人のダンサーに自身の世界観を振り付ける。「櫻の樹の下には死体が埋まっている」「爛熟した美そのものを支えるのは死である」という視点のもと、日本的美学の本質を鋭く突く。

■配信期間:2月25日(木)〜3月3日(水)
■配信チケット料金:2000円+手数料
■構成・演出・振付:笠井叡
■出演:大植真太郎、島地保武、辻󠄀本知彦、森山未來、柳本雅寛、笠井叡
■笠井叡 HP http://www.akirakasai.com/jp/show/2020/11/19/%ef%bd%97/


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(要会員登録)

『喜劇 お染与太郎珍道中』

昭和54年(1979)、明治座にて『与太郎めおと旅』という題名で初演された傑作喜劇。江戸の大商人、米問屋「江戸屋」の箱入り娘・お染と、その頼りない手代・与太郎とのワケあり珍道中を描いた、笑って泣けるドタバタ痛快劇。

■日時: 2月1日(月)~17日(水)
■会場: 新橋演舞場■チケット料金:一等席12000円、二等席8500円、三階A席4500円、三階B席3000円
■作:小野田勇(『与太郎めおと旅』より)
■演出:寺十 吾
■出演:渡辺えり、八嶋智人、太川陽介、宇梶剛士、石井愃一、深沢 敦、春海四方、石橋直也、三津谷 亮、有薗芳記、一色采子、広岡由里子、あめくみちこ、西岡德馬


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撮影/目黒智子
構成/神山典子

 

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