数々の女性ファッション誌で活躍するスタイリスト乾千恵さん。ご自身の毎日のファッションも手掛けるスタイリングも、甘くない大人のフェミニンな着こなしが定番です。5日間スナップの最終日は、昨シーズンから流行中の大きな襟のブラウス。40代が着るならどう着る? スタイリスト乾さんが選んだ1枚とは?
「大きな襟付きのブラウスは、昨シーズンくらいから見かけていて、一枚は欲しいなと思っていました。ただ”オスカル”のような首が詰まっていて真っ白なブラウスは私には似合わないのはわかっていたので、いろいろ見て回った結果がこのブラウス。まずVネックで顔まわりがすっきりしている、そしてハリのあるしっかりしたコットンではなく、薄くて透け感があり柔らかいこと。これが私でも着られる大きな襟のブラウスなのかなという結論になりました。でも、甘さのあるアイテムであることに変わりはないので、合わせるアイテムは潔くすべて黒に。
デニムはスピック&スパンのオリジナルデニムレーベル”ファイブ アンド ハーフ”のもの。体型のコンプレックスをカバーしてくれるし、小柄な私をすらりと見せてくれて、頼れる1本。 デニムブランドも好きですが、アパレルブランドが手掛けるデニムって体型カバーとかスタイルよく見えることに細かくこだわっていて。小柄な方には特におすすめしたいです。
足元はエルメスの黒のローファー。かなり前に買ったものですが、今も変わらず愛用している1足です。この年齢になって思うのは、先日の”ケリー”もそうですが、エルメスは時代やトレンドに左右されずに、つねに揺るがない存在感があるということ。だから一生ものとして長く愛用できるんですよね。これからも少しずつ揃えていきたいブランドです」(乾さん)
ヘア&メイク/chiSa(SPEC)
構成・文/幸山梨奈
スタイリスト乾千恵さんの春スタイルを振り返る
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