運は、実は簡単に良くすることができる!


驚くことにSHOCK EYEさんは、「どう転んだとしても、『運がいい』と思える方法を実践してきた」そう。

「ここまで言っても、人間はすぐに思考パターンを変えられないものだ。
僕自身、どう転んだとしても、『自分は運がいい』と思えるような方法を実践してきた。それを紹介しよう。

うまくいった場合だけでなく、うまくいかなかった場合のその後も細かい部分までイメージしてから行動する。たったこれだけだ。

 

うまくいった場合は何の問題もない。その先にある望んだ未来に進んでいけばいい。
うまくいかなかった場合は、『これも想定のうち』と考えて現実を受け止め、用意した2つ目のプラン通りに淡々と行動する。ちょっとくらいは『ツイてなかったな』と思うかもしれないけど後悔は引きずらない。

僕はどちらかというと、うまくいかなかった場合のプランを重視する。そうすると、うまくいった場合には『やったね!』っていう喜びを強く感じられる。うまくいかなかったときも、ダメージは広がらないし安心していられる。心を穏やかに保っていられれば、マイナスからの出発にならずに済む。」

 

この思考法がもっとも生きたのは、湘南乃風としてプロデビューを目指したときだったと言います。

「デビュー前に僕は、後に妻となる彼女からこう言われた。

『もし音楽で夢がかなわなかったら、2人でマンションの管理人になろう』

『それも悪くないな』と思えて、僕は気持ちを穏やかに保てた。どうせなら、海のそばのマンションの管理人になってサーフィンをしたり、大きな犬を飼ったりするなど、デビューできなかった場合を具体的にイメージできたことで、自分にとって大切な『音楽で食べていきたい!』という夢も、それまで以上に輪郭がくっきりしたものになった。

ダメだったらマンションの管理人になるという選択肢があったおかげで、僕は『うまくいかなかったらどうしよう』とあわてずに済み、音楽活動に没頭できた。あの頃、仕事を増やして生活を支えてくれた妻に、心から感謝している。

うまくいった場合とうまくいかなかった場合、2つの選択肢があれば、変にあせって判断をあやまることがない。悲観的になるリスクも下がるから『自分は運がいい』と信じて前に進んでける。」


いかがですか? SHOCK EYEさんの考える「強運思考の人の共通点」、参考になりましたでしょうか。良かったら、ぜひ自身の思考にも取り入れてみてください!

著者プロフィール
SHOCK EYE:
1976年、神奈川県生まれ。2003年に4人組レゲエグループ・湘南乃風のメンバーとしてデビュー。『純恋歌』、『睡蓮花』など多数のヒット曲を世に送り出す。またプロデューサーとして、ハロー!プロジェクト、ジャニーズWEST、YouTuberのフィッシャーズなどへの楽曲提供もおこなっている。近年はインスタグラムで会員限定のコンテンツ「Shrinegram」を運営するなど、幅広く活動している。著書に『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』、『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている運気アップの習慣』(共に講談社)がある。

 

『SHOCK EYEの強運思考』
湘南乃風 SHOCK EYE著 ダイヤモンド社 ¥1540

「歩くパワースポット」と呼ばれるSHOCK EYEさんが、「強運な人の思考法とは?」というテーマにスポットを当て綴った1冊。強運な人間には誰しもがなれるもの。そのための思考の磨き方のヒントがぎっしり詰まっています!


文/山本奈緒子

・第2回は5月4日公開予定です。
・第3回は5月7日公開予定です。

 
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