高齢の“依存親”との上手な付き合い方4:こまめにコミュニケーションをとる


高齢の親がなぜ依存するのか、というと、「寂しいから」というのもあるでしょう。子供たちが自分に何かをしてくれることで、「自分は1人じゃないんだ。大切にされる存在なんだ」と実感できるところもあるのだと思います。

 

だから、物理的な距離を空けることはあっても、日ごろから「コミュニケーションはしっかりとること」が大切。たとえ用事がなくても、週に1回は電話をかけたり、たまにおいしそうなものがあったら送ってあげたりするといいでしょう。
そうやって、「あなたのことをいつも気にかけていますよ。あなたのことを大切に思っていますよ」という思いが伝わるような言動はしておいたほうがいいのです。

また、忙しくて会えないときは、単に「忙しいから無理」というのではなく、例えば、「今月は週に1回も休みがとれなくて、睡眠時間が5時間くらいしかとれないから、会いに行くのは難しい」というように、自分が今、どれだけ忙しいのかを具体的に説明してあげると、相手は「それなら仕方ない」と思うものです。「単なる言い訳として、忙しいといっているわけではないのだ」と思わせてあげることが大切なんですよね。

ここまで、「高齢の“依存親”との上手な付き合い方」について紹介しました。できることなら、親とは仲良くしていたいもの。だからこそ、自己犠牲をしすぎないで、自分のことを大切にしながら、親のことも大切にしましょうね。

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