『ヴァンテーヌ』と『グラツィア』。
今でも私のおしゃれの師です
みなさま、『ヴァンテーヌ』という雑誌をご存知ですか?
大学生の頃、キャンパス内の生協で偶然出会い、その後の私の運命を変えた雑誌です。美しい写真と選び抜かれた言葉。どうしてもこの雑誌の仕事がしたいと、それなりに努力も重ね、そしてご縁が重なり、「ヴァンテーヌ」の編集者になれました。このことが、私のキャリアの第一歩。休刊した今も、おしゃれでも生き方でも、私の先生です。
残念ながらずいぶん前にバックナンバーはすべて処分してしまったのですが、先日お邪魔した、元ヴァンテーヌ編集長のご自宅で発見し、読みふけり、懐かしさのあまり写真を撮らせて頂きました。このページ、まさに私が新人でお手伝いさせて頂いたもの! 今見たって、全く古さを感じさせないのは、すごいな……。流行は毎シーズン、ものすごい勢いで私たちの横を通り過ぎていくけれど、ベーシックな良さは、それほど形を変えないのだ、と改めて感動してしまいました!
そしてもう1冊、懐かしい雑誌を発見。2012年4月号の『グラツィア』。28歳から10年お仕事させて頂きました。こちらも、残念ながら休刊になってしまったのですが、最後頂いたページで、偶然、元ヴァンテーヌ編集長に取材をお願いしたので、きっと取っておいてくださったんでしょうね。当時39歳の私が、「40歳までにしたい10のこと」と、スタイリング、執筆と担当したのですが、43歳の今見るとまたおもしろい♡
そして今、私はウェブマガジンの編集長をやらせて頂いています。
奇しくも、新人編集者としてデビューしてから20年が経ちました。
ウェブの利便性、公平性、スピード感。今の私の気持ちにフィットし、やる気と情熱をもって、新しいことができることに、とっても感謝しています。
けれど、雑誌を開くときのワクワク感や保存したくなる写真の美しさなども、やっぱり素敵。アプローチの仕方や形は、どちらでも良いのです。ウェブという土俵の上で、良いと思うものは、どんどん取り入れてやってみようと思います。
そんなふうな気持ちになれた、素敵な夜でした♡
狭い編集部でわいわいがやがや、仕事をした仲間たち(先輩も仲間、と言い切ってしまいます(笑))は、今でも戦友のような存在。コラムを書いてくれている有田さん、発田さんも、グラツィアで仕事をした仲間です♡
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