皆さん、こんにちは。梅津奏です。

生まれ変わったら、ダンサーになりたいです!

読書好き=運動嫌いというのは偏見です。(私は運動好きではないですが)(ないんかい)(プロフィール写真変えました)

いきなりどうしたって感じですね。
実は私、読書以外にも、社交ダンス(踊る&観る)、クラシックバレエ(観る)という趣味があります。コロナ禍の影響でなかなか踊ることも観に行くこともままならないですが……。

運動神経はたいして良くないけれど、踊ることは好き。踊る人を観るのも好き。普段、頭ばかりを使って生きているので、全身をくまなく使って表現することに憧れの気持ちがあるのだと思います。


指先って、つま先って、こんなに表情があるんだ。
背中って、腰って、こんな風に動かせるんだ。


今日は、人間の身体の「語る力」に魅せられてしまう、ダンサーたちの物語を紹介します。


「Do Da Dancin’!」槇村さとる

写真は集英社文庫版。マーガレットコミックス版は、「Do Da Dancin'!」と「Do Da Dancin'!ヴェネチア国際編」があります。

ダンサー漫画といえば、槇村さとるさん。エッセイを読むと、ご本人は社交ダンスを習っているらしいです。槇村さんの描くダンサーの、身体の表情のつけ方が大好き。特に指先と顎先が美しい。髪の毛のニュアンスまでしっかり計算されている感じがします。

本作は、東京郊外の魚屋さんの娘、鯛子が主人公。幼い頃からバレエを習っていて、周囲から将来を嘱望されていたのに、ある不幸な事件により挫折。以来、メインストリームから外れたところで細々と踊っていたところを、著名なバレエ教師に見いだされて……というシンデレラストーリー。


何百年もかけて矯正されつくした体だけが描ける軌跡
人間が求める極限のフォルム
厳密な形からにじみ出る人間性
自分を越えることへの憧れ――


もう一度クラシックの世界で本気でやっていくか迷う鯛子に、愛子先生がかける言葉。

そうそう、そうなのです。クラシックバレエの素晴らしさってこういうこと。完璧にコントロールされた全身のフォルムが作りだす、研ぎ澄まされた人間性と美の結晶なんですよね。

 

新国立劇場バレエ団のプリンシパル、米沢唯さんと小野絢子さんのファンです。「Love Ballerina」は日本人バレリーナたちを紹介しているスタイルブック。小野絢子さんも登場しています。美しい写真が沢山掲載されていて目の保養♪

 

「ボールルームへようこそ」竹内友

今春、待望の11巻が発売!

もう、何度読み返したことか。「ちはやふる」とか「三月のライオン」とかが好きな方、きっと好きなんじゃないかなあ。バレエやフィギュアスケートなどに比べると、漫画界ではマイナーな社交ダンス(競技ダンス)を描き、大ヒットした本シリーズ。アニメ化もされていました。

主人公は、高校受験を控えた中学三年生、富士田多々良(ふじたたたら)。成績も容姿も平々凡々、好きなことも将来の夢も特になし。


「胸を張って「好きだ」と言えるものが…あったら僕は変われる」


そんなある日、ひょんなことから世界的ダンサーの仙石要(せんごくかなめ)に出会い、半ば強引に社交ダンス教室に入会することに。そこで多々良は生まれ持った「見る力」を開花させ、同性代のダンサーの卵たちと切磋琢磨しながらダンスの世界にのめり込んでいきます。


異様に背筋の軸が真っ直ぐで
小さな顔と長い首
そして所作一つ一つに洗練された気品のようなものがある
見れば見るほどこの人はダンサーだ


これは、多々良のパートナーとなる千夏ちゃんの後ろ姿の描写です。社交ダンスは、男性がリードし、女性がフォロー(ついていく)するのが基本。しかし千夏ちゃんは男性を上回るパワフルさで踊る強め女子。めっちゃカッコいいです。大好き。


「セクシー田中さん」芦原妃名子

 

三冊目のテーマはベリーダンス。私の周囲にも、習いに行っている女性がちらほら。ベリーダンスをやっている女性を見ていると、姿勢が良くて髪の毛が超ロングなのがトレードマークのようですね。

本書の主人公は、かわいい系派遣OLの朱里(あかり)。堅実な未来を夢見て婚活に励む彼女が、最近気になるのが職場の同僚、「田中さん」。田中さんは独身アラフォー、人呼んで「経理部のAI」。


地味で老けてて暗くて猫背でさー
なんかよく一人でブツブツブツブツ言ってるし…
(中略)
それがさ!
最近になってこう!!
体のラインが一気に!!
グイッ!!と!!


田中さんの変化の秘密。実は彼女、アフターファイブはレストランでダンスショーに出演するベリーダンサーだったのです。


曲がった背筋を、何度も、何度でも伸ばそうと思ったの


地味な顔立ち、大柄で骨っぽい体つきに強いコンプレックスを持っていた田中さん。華やかなメイクを施し、衣装を身に着け、人前で踊ることで、徐々にありのままの自分を認めてあげられるようになっていきます。そしてそんな田中さんの姿を見ている、朱里にも変化が……?ダンスって、観ている人にもそのエネルギーの波動のようなものが伝わるんですよね。

 

うーん、こういうテーマの場合、やはり漫画がいいですね!


「踊る人」は、ぱっと立ち姿のシルエットを見てそうと分かります。背が高くても低くても、太っていても痩せていても、自分の身体をコントロールできている感じのする人が素敵だな。かくいう私は……、現在コントロール度70%くらいでしょうか(笑)

 

私の周囲で一番「雄弁な」身体の持ち主は、社交ダンスの先生。オダケイジダンスアカデミーの中村先生&大塩先生ペア。お二人とも結構細身なのですが、野生動物のような強さを感じます。