高齢の母が食欲がなく体調が優れないとの連絡を受け、こっそり実家の福岡に帰って2日目。おかゆを作ったり、身の回りの世話をしたりしていたつい先ほどのことでした。

買い物から戻った私を布団の中から見た母、
「あら、あなたがきているワンピース、素敵ね!」
「あ、これミナペルホネンというブランドのものよ、、」
「ふーん、日本の?」
「そう、日本のブランドよ」
すると母、ゆっくり体を起こして、
「なんだか私にも似合いそうね、、、」

「え??、、、そ、そうね、、お母さんの好きなベージュだし、、生地も気持ちいいし、、、新作じゃないけど、長いこと着られるから重宝している私のお気に入り、、」
するとすかさず母が、
「私にも似合うと思う、、ちょっと着てみようかしら」

出ました!!母のロックオン!!笑 
年に1〜2度あるのです。私の着ている洋服に突然興味を持つこと。
これまで、セーター、コートなど何着か、母に奪われた(笑)経験が。

おしゃれすることが大好きな母ですが、食欲がなくて寝ている時まで、私の洋服をしっかりチェックしているなんてびっくり。
「今、試着するの?」
「そうよ」と、母、パジャマを脱いで、スクっと起き上がり、私が慌てて着替えたミナペルホネンのワンピと、ベージュの麻のジャケット(これは別のブランドです)を着て、鏡の前でポーズ。
少し前までぐったりしていた母とは別人です。

「えーーーーーそれよりお母さん、具合はどうなの?」

「まあまあね、、それより、このワンピ、やっぱり私にも似合うわね、、今度お茶のお弟子さんと食事に行く時に着て行こうかしら、、」とニッコリ。
「ちょっと待って、、私もお気に入りなのに、、、、」という私の返答は思い切りスルーで、
「このデザイン、色使い、生地、、いいわね、、なんていうブランドだったかしら、、」
私「ミナペルホネン」
母「ミナ、、、ホネペルンね、、」

「ホ、ホネ??」
天然ボケの母の一言に、私は笑いが止まらず、、。
結局、この組み合わせで母に永久貸与することに。今回も母に完敗です。

 

87歳にしてミナの魔法にかかり、
生き生きと元気回復の母と、家の廊下で急遽写真撮影したのが上記の写真です。

 

本物の洋服が持つ力は偉大ですね。

 

ちなみにこのテキスタイルは、「TOUR」旅という名前で、荒野の塵のようなものが風に乗って世界中を飛び回ることを想像して、デザイナー田中景子さんが作ったモザイク画が元だそう。塵でできたコンドルが群れを成し、同じ方向を目指して飛んでいる姿、夢があって素敵なストーリーですよね。

母が十分回復したら、母を連れてミナペルホネンのブティックにお邪魔しようと、、新たな楽しみができました。

さ、これから栄養満点なご飯を作って、母にモリモリ食べてもらいます。

そして、そんな母から私が新人アナ時代に教わった、仕事をする上で大切なことが、今回更新のYouTubeチャンネルの朗読に登場します。https://youtu.be/R_8rPLPCaGY

 

キッチントークでは、表参道の北欧ショップで出会った、おしゃれなランチョンマットもご紹介します。ご覧いただけたら嬉しいです。

 

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