“La mode se démode, le style jamais.”

「ファションは変わってもスタイルは変わらない」

 

ココ・シャネルとセルジュ・リファールの永遠のエレガンスは、ジャン・モラルを撮ったこの有名な一枚の写真がそれを雄弁に語っています。

女性はコルセットを締め付けドレスが定番だった時代、女性の自由と開放を洋服というツールを通して革命を起こしたココ・シャネル。男性のトラウザーズやシャツ、ジャケットを自分なりの解釈で楽しんだ話はあまりにも有名。

彼女の功績のおかげでパンツスタイルは女性に多様性とスタイルを生み出してくれました。

パンツを綺麗に履きこなしている女性を見るとついつい目で追ってしまいます。女性がスカートを履くより、マスキュリンなスタイルがより女性力を上げてくれることも。

例えばサンローランのタキシードスタイルはまさにそのシンボル。

ヘレムート・ニュートンによるYSLタキシード・ルック

 

そんなシンボリックな女性像に追い求めながら、最近出会ったフランスのパンツブランド ZINS(ザンス)

 

1967年ベルナール・ザンスによって創設されたこちらのブランドはもともとメンズのパンツブランドとして有名で、素材の選択、精密な裁断、クオリティーの高い縫製が高く評価され、パンツの可能性に挑み続けてきたファクトリーブランドとして有名です。が、まだ私たち女性の中では知るひとぞ知るニッチブランド。

でも、ピエールカルダン、バルマン、イヴ・サンローラン、シェネル、ルイ・ヴィトン、エルメスなどの錚々たるブランドのディフィージョンラインやパンツの生産を行なっていると知ったら、このブランドの持つ力は誰もが納得するはず。

 

私が気に入っているのは定番のタック入りのストレートパンツ。

定番のブラックのウールパンツは生地の光沢感もお気に入り。打ち合わせや畏まったオケージョンの時にも重宝。
今の季節にぴったりリネン素材。グレーの微妙なトーンがこなれた感じでお気に入り。ベージュや白がお気に入りのコーディネート

小柄な私は細身よりボリューム感あった方がバランスが良く見えるので、ちょうど良いこのボリューム感はまさに私が探し続けた完璧な一枚。まさかの生地違いで大人買いをしてしまいました(笑)。

ワンピースやスカートに見られる「可愛い〜!」的な興奮はなくとも、できればずっとリピート買いしてアップデートしていきたいと思わせる、納得できるブランドとの出会いでした。

ZINSお問い合わせ AINEXX(アイネックス)  03-5728-1190