今日は少し真面目なお話し。

モデルの佐田真由美さんが最近インスタグラムでアップしている素敵なファーマーズスタイル。ご家族と一緒にここ十年ずっと自然農法で野菜を作り続けているという。
一方、俳優の山田孝之さんは「原点回帰」というプロジェクトを立ち上げ、本格的に農業に取り組み、本業の傍ら田舎暮らしを両立されていらっしゃるよう。
自然と向き合うということ自体、大変な取り組みだと思うのですが、それぞれが真剣に向き合い、いろんな人たちを巻き込みながら楽しく取り組む姿は本当に素晴らしく、頭が上がらない思いです。
嬉しいことに「食」や「農業」に興味持っている方も多くなっているようで、Iターン 、Uターン移住で過疎化にも歯止めがかかってくれることを期待したいところ。

その一方で、先ごろ問題視されてる種苗法の改訂による遺伝子組み替えによる作物の育成、ラウンドアップの規制緩和、そしてT P Pがもたらす影響は私たちの安全な「食」や「農業」を脅かし、知らぬ間に歯止めがかからない状況に陥っている現状ご存知でしょうか?
先日拝見したドキュメンタリー映画「食の安全を守る人々」は今置かれている日本の食糧危機に関し、かなり深掘りされた映画で、とても深刻な状況だと痛感した作品です。
無駄に食糧廃棄されている日本で「なぜ食糧危機?」と思われる方も多いはず。ましてや安全で水準の高い日本の食というイメージを持つ方も多いのでは・・・?実は私もそうでした。
この映画を見れば、ある種の食糧危機がこの日本を覆っている現実に突きつけられます。
例えば、TPPの規制緩和に基づき、農薬や除草剤などの残留基準値が他の諸外国に比べてもかなり高い許容値が認められ(特に中国よりかなり高い基準値だったことにはびっくりでしたが)、種苗法においては遺伝子組み替えされている一部の農作物がすでに市場に出回っているこの状況に、食の安全はもはや皆無。
海外ではヨーロッパや欧米でも大きな訴訟問題となり、どれだけの除草剤や農薬などが体に残留し、また遺伝子組み替えの食品が私たちの健康に影響をもたらすのか、すでに立証されているのにも関わらず許容しているのが今の日本です。
事実、癌や不妊症、子供たちの発達障害、アレルギーで悩まされる現代病にも深く関わっていると指摘されています。今となっては日本は「安全な食」という意味では一番の後進国といっても過言ではありません。
無知と無関心であることの恐ろしさと後悔が残るばかり・・・。
この問題は今のコロナ禍においても影響してくる可能性もあり、何より免疫力をつけていかなければならない時代。「食」の安全を今こそ考える必要性を感じています。

『地球は先祖から受け継いでいるのではない、子どもたちから借りたものだ。』
これは「星の王子さま」の作家であるサン=テグジュペリの名言の一つ。先日、ブログでもご紹介した、花の香酒造の神田社長が教えてくれた言葉です。
まさに今、私たちは未来の子どもたちへ何を残し、この地球に何を返せるのか・・・真剣に考えて、取り組んでいかなければならないと思う今日この頃です。
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