マスクで顔が隠れて見えないうえ、人との会話が少なくなったせいで、フェイスラインや口元がもっさりしている人が急増中。前回に引き続き、美容家、水井真理子さんが、すっきり顔を手にいれる簡単マッサージを伝授。

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水井真理子さん
トータルビューティアドバイザー。女性が健やかに美しく生きるためのスキンケア法やコスメとの付き合い方をレクチャー。エステやアロマ、東洋医学を学んだ経験から、肌だけではなく、体の内側や精神など、トータルにアプローチする美容法が支持されています。


小顔印象に必要なのは首のくびれです!

あなたには「首のくびれ」がありますか?

キュッと締まった顔になりたい! そう思ったとき、最初にチェックしてほしいのが“首”。
「みなさん、PCやスマホのせいで、肩がすぼまった、前かがみの姿勢をとることが多いですよね。ずっとその姿勢でいると、頭を支えている首のリンパが詰まって、筋肉が硬くなり、横に広がった太く、たくましいシルエットに。“くびれ”もなくなって、対比で顔が大きく見えるんです」と水井真理子さん。反対に、首がすっきりして、くびれがあれば、それだけでも顔は小さく感じられるそう。
また、首のリンパが詰まることによって、引っ張られるようにして、あごの肉が下がってくるという問題も。
だからこそ、マッサージをする際には、顔に加えて、首のマッサージも必ず!

 


シャープなフェイスラインは「あご裏」からつくる

「あご裏のたるみがない女性は、横顔&斜め顔の雰囲気印象が軽くマイナス5歳に。それだけでイキイキして若見えしますね」とは某人気カメラマンの言葉。大人の横顔美人をキメるにはやはりあご裏かもしれません。

「若いうちは軽くリンパを流すだけでも、顔は変わりますが、40代の場合、ちょっとやそっと流しても、変化が現れません。小顔になろうと思ったら、“ほぐす”“流す”“上げる”のすべての動作が必要です」

特にポイントとなるのが、あご裏!

「顎下リンパをほぐし、詰まりを流すと、フェイスラインに効果が出やすいんですよ。ぼやけた顔の骨格がはっきりして、メリハリが生まれます」


水井真理子さん直伝!
①ほぐす②流す③引き上げで

40代の小顔印象はキープできる


マッサージをするときは、オイルなどをつけてすべりをよくしてから。また、呼吸をゆるやかにして、リラックス気分でトライして。
「動作を早く強く行うと、肌が緊張して、リンパが流れづらくなります。心地よいと感じる環境で、手をゆったりと動かすよう心がけて」
 

動画/森京子
文/入江信子
構成/藤本容子

 

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