こんにちは。週のまんなか水曜日、いかがお過ごしですか?

今日は「あぁ、こんな本が読みたかった!」と思ったおすすめの本をご紹介させてください。


こちらの本の著者やぎひろみさんは、約10年間、足を悪くしてしまったお母さまの在宅介護をされていたそうです。介護中に使って便利だったグッズのご紹介にはじまり、住環境の整え方、食事や身の回り、トイレの介護まで、実感伴う文章で分かりやすく書かれています。

あたたかなタッチのイラストとともに、介助するときの体勢のとり方なども掲載。実際に経験してみないと気が付かない、まさに生活の知恵のような介護の知恵が満載です。

出版社のサイトには、試し読みページもあります。冒頭の「はじめに」を読んだだけでも思わずうなずくことばかりなので、ぜひ…!
今回、出版社さんにご許可を頂きましたので、その中から1点イラストを掲載させていただきます。

p.11 「第1章 住みやすい環境とからだの移動」「つかまり・寄りかかり歩き作戦」より


「環境作りの第一歩は、つかまりやすい、寄りかかりやすい環境作りです」(p.11)このイラストを見たときに「わかる!」と思わず声に出してしまいました。

家で出来る設備として、手すりの設置などが検討されることはよくありますが、実際は家の中で動く範囲すべてに手すりを設置することは難しく、また、狭い場所ではかえって邪魔になってしまい、危険な状況になることも。我が家でもお風呂の手すりをあきらめたことがあります。

家具の位置の工夫や、固定の仕方で、ちょっとつかまれる場所を作る、ちょっと休憩できるスペースを作るなど、出来ることはたくさんあるのですよね。我が家では押入れの段が、母が移動するときに手をつく良いポイントだったので、いつも押入れを開けっぱなしにしていました。


読みたい本が見つからない → あった!

この本は、今年6月に出版されたばかりです。
私が介護を始めたのは2011年なのですが、実は介護に役立つ本がなかなか見つからず、私はいつも情報に飢えていました。

在宅介護のポイントが分かる本などは殆ど無く、リハビリの本を探しても、理学療法士さんや介護の現場で働く人向けのものばかり。脳梗塞の関連書を読んでも、予防法や症状の解説、手術方法などが載っているだけ。退院後の生活のことなんてほんの数ページでした。

私はそのとき、現役の図書館員でした。たくさんの利用者さんに向けて本の案内をしている立場なのに、あの頃の私は、書架の前で座り込んでしまうほど途方に暮れていました。読みたい本が見つからないのです。

私が今このブログを書いている動機も、そのときの気持ちが忘れられないからです。


ここ数年、ようやく介護経験者のエッセイや、自宅での介護のコツ、お金や手続き周りのhow toなど、介護関連の本を見かけることが増えてきました。
そんなときに出会った今回の本。あぁ、まさにこんな本が読みたかったんです。あのときの私に、この本をプレゼントしてあげたい。

介護をしている方も、心の準備をしておきたい方も、よかったら読んでみてくださいね。

最近購入した本のためのバッグ。10冊以上持ち運ぶこともあるので、とっても便利です。


それでは最後に、7月に「読んでよかった!」本を。

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①吉田篤弘『おやすみ、東京』
②まるもとただゆき『料理しなんしょ コッペとオサジのおいしい12か月』
③モニカ・ブラウン『こないかな、ロバのとしょかん』
④大前粟生『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』
⑤井上夕香『み~んなそろって学校へ行きたい!「医療的ケア」が必要な子どもたちの願い』


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