モデル、コラムニスト、ラジオパーソナリティなど、多岐にわたって活躍するミモレ世代のクリス-ウェブ佳子さん。私服コーディネートを見せていただきながら、ファッションへの熱く深い思いを語ってもらいました。
「お気づきの方もいるかと思いますが、私はグリーンが大好きです。今はグリーン以外にもさまざまな色を楽しんでいますが、実は昔は黒一辺倒でした。色を着るようになったきっかけは子育て。自分自身は黒ばかりでも、子どもたちにはカラフルな服を買っていたので、その影響で次第に色が好きになってきました。今でも鮮明に覚えている、2002年に買ったランバンのグリーンのスカート。この一枚に出会って、グリーンが大好きになりました。自分の好きな色というものができてからは、よりファッションが楽しくなったし、お店に行ってもグリーンに目がいって、自然とグリーンのものが増えていったんです。
そして配色も子どもたちから影響を受けたことのひとつです。3~4歳くらいになると、自分で服を選ぶようになってきて、それを見ていると、私自身にはまったくない発想の配色ばかり。『オレンジとピンクを合わせるんだ!』と毎日新しい気づきや発見の連続でした。自由に色を合わせる今の私自身のファッションは、子どもたちのおかげです。
ちなみに、今持っているバッグ、私は”幼稚園バッグ”と呼んでいるのですが、このサイズ感って本当にちょうどいい大きさなんです。子供たちが幼稚園に通っていたときも、必需品が全部入る、なんて考えられたバッグなんだろうと感心していたんですが、それは大人に荷物になったとしても同じで、本当にちょうどいい収納力。以来、私のバッグは圧倒的にこのサイズが増えました。
子どものことが続きますが、ハットとハイウエストのデニムは長女が着ているもので、シェアしています。グリーンの中でも私が特に気になっているテニスボールのようなグリーンだったので、”おさがり”ならぬ”おあがり”のように貸してもらっています。長女と服をシェアするのは、私にとってバロメーターになってくれるから。彼女はストイックに身体を鍛えているので、彼女とシェアできる自分でいようと私自身も鍛えています。
ちなみにグリーンなどパキッと鮮やかな色は好きですが、パステルカラーは苦手でした。でも、BTSの『Dynamite』を見たら、パステルカラー可愛い♡ 私も着たいと思うように。子どもといい、推しといい、好きな人の力ってすごいですよね(笑)」(クリス-ウェブ佳子さん)
ヘア&メイク/chiSa(SPEC)
スタイリング協力/伊藤あかり
構成・文/幸山梨奈
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