#クリス-ウェブ佳子41歳/モデル、コラムニスト/165cm

モデル、コラムニスト、ラジオパーソナリティなど、多岐にわたって活躍するミモレ世代のクリス-ウェブ佳子さん。私服コーディネートを見せていただきながら、ファッションへの熱く深い思いを語ってもらいました。

「装うことは相手への敬意」という父の教えがきっかけで「スーツ」に開眼しました_img0
 
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ニュートラルなカラーのスーツに合わせたのは大振りのゴールドジュエリー。

「スーツに開眼したのは3年前。ボックスシルエットのものが欲しかったのですが、レディースにはシェイプされたものしかなくて、トゥモローランドのメンズでセミオーダーました。初めて自分の身体に合わせて作ったら、めちゃくちゃラクで! それ以来、定期的にスーツをオーダーしたり、既成のものもチェックするようになりました。これまでにラルフローレン、ロロ・ピアーナ、ブルックスブラザーズでオーダースーツを作りましたが、どれも本当に見た目はきりっとしているのに、着心地はパジャマです(笑)。

パジャマ並みにラクだというと、驚かれるのですが、スーツに出会ってからは、飛行機での移動中も着るようになったほど。ラクだからとはいえ、なぜフライト中にスーツを着るようになったかといえば、父の教えを思い出したからです。

父は着道楽で、私が子どもの頃、一緒に買い物に行くときは日曜でもピシッとスーツを着ていました。休みの日になぜスーツを着るのかと尋ねたら、装うことは相手への敬意。敬意を示せば、相手も敬意を持って接してくれるからだと、教えてくれました。父の影響もあり、特に海外へ行くフライトのときは、さまざまな国の人に接するので、スーツで敬意を示そうと考えるようになったんです。実際に装いで敬意を表すと、相手も返してくれます。装うことはお互いに心地よく生きていくためにも大切なことだなと実感しました。

今日着ているスーツはオーダーではないのですが、試着したら自分によくフィットした『ナヌーシュカ』のもの。早くからサスティナビリティにも取り組んでいることでも有名なブランドですが、パターンが本当にきれいで着心地がいいんです。バックスタイルのベルトがアクセントになったジャケット、ハイウエストのパンツはどちらも単体で着てもサマになります。まだスーツは始めたばかりのなので、ベーシックな色やニュートラルなカラーですが、私のことだから、きっと段階を経て、オレンジのスーツなんかも着るんじゃないかなとワクワクしています。BTSを見ているとカラースーツが着たくなるんですよね♡」(クリス-ウェブ佳子さん)

撮影/須藤敬一
ヘア&メイク/chiSa(SPEC)
スタイリング協力/伊藤あかり
構成・文/幸山梨奈

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セットアップ#ナヌーシュカ
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