新しいものも好きですし、魅力的なのですが、家に持って帰りたいと心が動くのは、いつもなぜか古いものなのです。先日も新宿のコンランショップで、イギリスのヴィンテージのケーキスタンドを買ってしまいました。古いものに惹かれるのはどうしてだろう、と改めて考えてみると、理由は2つ。それはただひとつのもの、だということ。新しいもののように、まったく同じものがいくつもあるということはありません。そしてもうひとつの理由は、時間という深みが加わっているということ。まったく同じ現行品がある場合でも、私が買うのは古い方。ヴィテージの魅力ーーそれは、唯一のものの力なのだと思います。
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