日本での新生活を綴る前に、このミモレブログを書き始める前の出来事を少しお話させてください。

私達が日本を出国したのは2019年12月。その頃はまだコロナウイルスについての情報は詳しくは入ってきておらず、新天地でのチャレンジに胸を膨らませながら経由地であるタイに渡りました。

2019年のバンコクのカウントダウンイベントの様子。

タイには約2ヶ月滞在し、その間国内旅行をしたり、日本から友達が会いに来てくれたり、マレーシアに住む友だちに会いに行ったりもしました。

行きたいと思ったら行く、会いたいと思ったら会いに行く。そんな私達のライフスタイルも、今ではすっかり見る影もなく。

タイ北部にあるPBバレー・カオヤイ・ワイナリー。白ワインが本当に美味しくてびっくり!紹介漫画を描く予定だったのですが、旅行をおすすめすることが出来なくなりお蔵入りに。

 

 

日本から遊びに来てくれた友達と屋台街で食べたチムチュム(タイ風鍋)。みんなで鍋を囲む。当たり前にしていたことが今はリスクになるなんて悲しい限りです。
マレーシアで友達が連れて行ってくれた飲茶。こうして振り返ってみると、私にとって失われて一番悲しいことは、みんなで集まって食事をすることかもしれません。

タイからジョージアへは、友達に会うためドバイを経由。沢山おもてなししてもらった分、ジョージアにも遊びに来てもらう予定だったのにそれも叶わず…。

圧倒的CG感!目の前にある景色を現実だと思えませんでした。今でもこの写真を自分が撮ったと信じられないほど。
砂漠に立つちっぽけな私達。この世界にはまだまだ知らない世界が沢山あって、限られた時間の中でどれだけのことを体験することができるのか、出発地点に立ったような感覚になった瞬間だったのに…。

バンコクで年越しをし、2020年2月にジョージアへ入国。

その頃、日本でのコロナウイルス感染者の報告は中国人旅行者と接触した数人程度。もちろんジョージアには感染者は一人もおらず、ジョージアの人々も「こんな遠いところまでは来ないわ!」と私達にも笑顔で接してくれていました。

ロックダウン前に行った似顔絵を描いてもらえるカフェで描いてもらった二人の絵。もちろん日本にも持って帰って来ています!

夫も入国翌日からサッカークラブへ練習参加に行き、そのまま順調に新生活が始まるものだと思っていた矢先、往来の多いイタリアでウイルスが大流行。ジョージアではわずか数人の感染者が出た時点で、すぐにロックダウンとなってしまい、迅速に決められた規制は信じられないほど厳しく、医療食料店以外の店舗は全て休業、21時以降外出禁止、集会やパーティの禁止、スポーツ娯楽の禁止などなど。飲食店の店内営業と夜間外出禁止の規制は1年以上に及びました。

 

その頃、ジョージアのニュースもコロナウイルス一色。防護服を着たアジア人が物々しい様子で患者を囲む姿が毎日の様にテレビに映し出されていました。

和やかだった人々も私達を見る目が変わり、すれ違いざまに口を塞がれたり突然怒鳴られたり…。謂れのない差別がどれ程人を深く傷つけるのか、どうしたら差別をやめてもらえるのか、そして何より、中国人の方々は私達よりももっともっと辛い思いをしているのだろうと、色々考えさせられ悩まされる日々が何ヶ月も続きました。

勇気を出して初めて外でボールを蹴った日。その日のうちに近所の子供に声をかけられ、あっという間に和が広がって行きました。サッカーってすごい!

そんな中でも、親切にしてくれる大家さんや近所の人々に励まされ、独学でジョージア語を勉強して無愛想な八百屋さんを驚かせたり、子どもたちとサッカーをしたりしているうちにロックダウンも解け、アジア人だからという理由で嫌な思いをすることも夏頃には殆どなくなりました。

1ヶ月後には夫は近所の子どもたちの人気者に!窓の外から名前を呼ばれ、去年の夏は毎日のようにみんなでサッカーをしていました。

 

蓋を開けてみれば、人に恵まれ、出会いに恵まれ、楽しい思い出ばかり!パンデミックという信じられないような大変な時をジョージアという国で過ごせて本当に良かったと思っています。

 

夫は10年、私は5年、自由に世界を飛び回っていた生活からしばらくは日本で生活をすることになります。夫の仕事の都合とはいえ、帰国が決まったときには本当に残念でなりませんでしたが、ぷるぷるのお豆腐とふっくら納豆を頬張り幸せ〜と口をついて出る単純な私(笑)

どこにいても自分は自分でしかいられないのだから、持ち前のポジティブさで、日本生活も楽しんで行きたいと思います!

とか言いつつ、前回のブログでこれからは湿気に感謝出来そうだと書いたのに、1週間以上降り続く雨で早速カビに悩まされています。湿気恐るべし。

子どもたちと最後に撮った写真。大きくなって一緒に遊べるようになった子、中学生になって遊ばなくなった子、新しく引っ越して来た子…子供の1年半は変化が大きい!