弱視の少女×不良少年の恋を描く
『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』
(10月6日スタート/日本テレビ系)

【2021秋ドラマ】良作揃いの予感!ドラマウォッチャーの期待度No.1は?_img0
『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(10月6日スタート/日本テレビ系) (ドラマ公式サイトより)

弱視の盲学生・ユキコ(杉咲花)と、喧嘩っ早いけど純粋な不良少年・森生(杉野遥亮)が、運命の出会いを果たしたことで始まる“新世代ラブコメディ”。原作は、うおやまさん作の漫画『ヤンキー君と白杖ガール』です。

 

この原作の素敵なところは、ユキコが弱視であることを“特別”として扱っていないところ。たとえば、森生と2人で出かけることになったユキコが、「私は私の“フツウ”を生きている。この街で“フツウ”でいられる他人と一緒に歩けば、みじめになるだけなんじゃないか」と不安を抱くシーンがあります。けれど、森生も同じく「こんな俺と出かけてくれる女の子に、“フツウ”のデートさせてあげられるんだろうか」と悩んでいたのです。

弱視の少女×不良少年の恋を描くとなると、ハンディキャップが主題になってしまいがちなもの。でもこの作品は、ユキコが見えないことで起きるすれ違いを、恋愛におけるすれ違いと同じように描いているんですよね。ユキコと森生が、お互いに「分かりたい」と想い合う姿が、すごく美しくて。こちらから、試し読みもできるのでぜひ。

ドラマは、原作の世界観を大切にして制作されているようなので期待大です!