フローリストのユリさんの言葉で、自分の弱さを痛感したアキ。パリの美しい街並みの中絵を描き、美術館を巡り……やりたいことができる日々。だけどなぜか心が晴れなくて……?

 

前編でも私の乏しい記憶力について触れたのですが、スケジュール管理やタスク管理はアラームやアプリを使えばなんとかなるものの、こちらの症状はどんなに気をつけていてもなかなか防ぐことが出来ず困っています。

強くイメージしすぎると、それが現実にあったことなのか、ただの空想なのかがわからなくなるのです。どちらかわからなくなった場合には、とりあえず口に出してみて相手の反応で訂正したり説明したりできるのですが、自分自身が気づいていない時は堂々と嘘をついていることになるのでとても厄介……。

自覚のなかった小中学生のときには、今のように空想し過ぎを止める術を知らず、「嘘つき」と嫌われイジメの対象になっていました。この現象に気がついた時、自分自身を信じられなくなって相当苦しみました。

今は、常にそばにいる夫が私の記憶&記録係。何が現実で何が空想かを教えてくれるので何も気にせず、安心して思いっきり空想の世界へと羽ばたきます(笑)。

 


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文・漫画/久保木亜紀