「人と一緒に働くのが苦手な人」に必要なのは、協調性よりも...人気カウンセラー根本裕幸さんからのアドバイス_img0
 

リモートワークで会社の上司や同僚と直接顔を合わせる機会が減った、という人は多いはず。とはいえ、会社組織に属する以上、仕事仲間とは歩調を合わせなければいけません。誰の目も気にせず、好きなペースで仕事を進めるという働き方は、会社員には夢のまた夢なのでしょうか? 今回は心理カウンセラーの根本裕幸さんが、チーム仕事が苦手だけど独立する勇気もない……と逡巡する女性に今後の生き方をアドバイスします。

 


めみんさんからの質問

Q. 人と一緒に働くのがストレス。協調性のない自分はどう生きていけばいいでしょう?


働き方についてのご相談です。もともと自分には協調性がなく、チームで仕事をするのが苦手です。その上、チームのなかに苦手な人がいたりすると本当にわずらわしく感じてしまいます。

できれば一人で仕事したいのですが、会社組織で働く以上、誰かしらと一緒にやらなければならないのが一番の悩みです。本当は一人で起業して自由にやりたいのですが、その能力も行動力もなく、ストレスを感じながらもズルズルと雇われを続けています。

これは自意識過剰で自己中な自分の性格が災いしているのだと思いますが、今後どのような働き方をすれば良いのか……。人との関わり方も含めてアドバイスをいただけると幸いです。(52歳)


根本裕幸さんの回答

A. まずは組織の中で生きる「覚悟」を。そうすれば人生が開けてくるでしょう。


協調性がないのは、子育てなどで社会から離れていたせいで集団行動に慣れていないだけなのか、もしくはもともとの性格なのか……。もし後者だとしたら今から身につけるのは難しいと思います。協調性がないのも個性だと思って諦めたほうがいいでしょう。ちなみに、苦手な人がいたらわずらわしく感じるのはごく普通のことです。

今、めみんさんにとって必要なのは「会社組織のなかで生きていく」という覚悟です。起業を考えることもあるようですが、これは「旦那の稼ぎがもっとよかったら」とか「大富豪の家に生まれていたら」というのと一緒。つらい時に誰もが手に取りがちな一種の慰みで、現実から目をそらすためのファンタジーなんです。でなければ、とっくに起業しているはずです。

そういった逃げ道を作らずに覚悟を決めれば、協調性がないなりにチームで仕事することに対して前向きに取り組めるようになるでしょう。結局は開き直りなのですが、人生にはそれが必要なときもあります。

もちろん、「元気にあいさつする」「感謝の気持ちを伝える」「言い訳をしない」など人間関係を円滑にするテクニックはありますが、それは覚悟が決まってからの話です。決まらないことにはいくら意識しても効果は出ないでしょう。

まずは覚悟を決めること。そして今抱えているご自身の不満にも、もう一度きちんと向き合ってみてください。そこに謙虚さや他人に対する感謝はありますか? それを自覚するだけでも考え方が変わってくると思いますよ。

PROFILE
 取材・文/さくま健太

 

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