心と体が一致していない“嘘”は見破られる
また、俗語的な意味とは別に、バイブスとはまさにその名の通り、“Vibration=波長・波動”であると理解すると、「波長が合う」、つまり「気が合う」というようにも使える表現であることがわかります。
実際、日常生活でも「気が合う」とか「気がいい」というのはよく使われる表現でもあるのでそれを新しく言い換えただけとも言えますが、バイブスのいいところはこの俗語的な意味の中にあるように、“心の中”のことも表していることではないでしょうか。
例えば慇懃(いんぎん)無礼という言葉がありますが、あれこそまさに“形”と“心”が一致していないことの典型例。いや、それどころか、なんなら心の中では対象を馬鹿にしている、下に見ていることを指していたりもします。表面的には丁寧なおもてなしをされたとしても、心の中で何を考えているか、本気でおもてなしをしたいかどうかというのはやはり“伝わる”もの。その“伝わる何か”をバイブスと捉えるとどうでしょう、一気にバイブスなるものがリアルに感じられるのではないでしょうか。
心と体が一致していること。
精神と表現が乖離していないこと。
また、そういった状態の時に体から発せられる風、気のようなもの。
それこそがバイブスの正体ではないかと思うのです。
これからの風の時代には“クリア”であることがとても重要視されます。噓は見破られ、体裁を取り繕っただけのことはじきに見向きもされなくなる。捉えようによってはこれはだいぶシビアな時代です。
でも、だからこそ“真面目にやっている人”が報われる時代だとも言えるのです。
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