世界中のロイヤル・ウォッチャーから熱い視線を集める王室ファミリーと言えば、やはりイギリス王室が断トツ1位ではないでしょうか。
Netflixではエリザベス女王の半生を実話に基づいて描いた人気ドラマ「ザ・クラウン」が配信中で、今年11月には故・ダイアナ元妃がチャールズ皇太子との離婚を決意したといわれる、1991年のクリスマス休暇の1週間を描いたドキュメンタリー映画「スペンサー」が全米公開と、ファミリーの歴史はいつでも人々の興味を惹きつけてやみません。
そんな英国ロイヤルファミリーの気になる総資産の記事をみつけたので、ご紹介したいと思います。
Webサイト「GO Banking Rates.net」によると、総資産額No.1は、もちろんエリザベス女王。約680億円の内訳には、ゴージャスなジュエリーのコレクション、そして毎年クリスマスを王室ファミリーと祝う場所であるノーフォーク州のサンドリンガム・ハウスと、スコットランドで女王が毎夏を過ごす際に滞在するバルモラル城のふたつの私邸が含まれています。
息子であるチャールズ皇太子の総資産額は推定約110億円。その収入源の一つは皇太子が所有するコーンウォール公領で、皇太子はその収入から自身と彼の子供たちの公的・私的費用、さらに慈善活動のための費用を支払っているとか。1337年にエドワード3世によって設立されたコーンウォール公領は、イギリス君主の長男が王位の法定推定相続人である場合に、爵位とともに継承される13万エーカー以上の土地のこと。この広大な公領、たしか「ザ・クラウン」でも出てきましたよね!
王室から離脱してアメリカに移住したハリー王子の総資産額が気になるところですが、かつて在籍したイギリス陸軍では2015年に退軍するまで航空隊のキャプテンを10年勤め、当時の年俸は約510万円。しかし2014年に30歳のバースデーを迎えた際、母親である故・ダイアナ元妃の遺産から推定1230万ドルを相続したことで、ハリー王子の財産は大幅に増加。さらにはアメリカ移住後にNetflix、Spotifyとの契約を交わしたことにより、現在は推定約68億円の資産を所有していると見られています。
ハリー王子の妻であるメーガンの資産総額は、夫とほぼ同額の推定約68億円。これにはハリーと同様、Netflixとの制作契約での約1億ドルと、Spotifyとのポッドキャスト契約で得た約1800万ドルが含まれています。王室の称号がなくなっても、その肩書きはお金になるのですね〜。ちなみに女優時代の彼女の推定資産は現在の6分の1だったそう。
王位継承順位2位のウイリアム王子は約34億円。その大部分は、2012年の30歳の誕生日に相続した、故・ダイアナ元妃の不動産、約1230万ドルが占めています。ウィリアム王子はイギリス王室の純資産があるにも関わらず、イーストアングリア航空救急車のヘリコプターパイロットとして従事。その年俸6万2千ドルをチャリティーに全額寄付していました。現在では、フルタイムでロイヤルファミリーとしての公務に従事しており、故・ダイアナ元妃のチャリティ精神をしっかり受け継いでいるところが伺えます。
そして現在ではイギリス王室の好感度アップを一身に引き受けている感のあるキャサリン妃は、意外にも少なめな約11億円。ただし、これには彼女の両親が経営するパーティーグッズ会社「Party Pieces」の資産、約56億円は含まれていないとか。
2005年にチャールズ皇太子と結婚し、コーンウォール公爵夫人となったカミラは約5億6千万円。彼女は婚前契約も交わさず、お金に対してはつつましい性格だと言われています。彼女はほとんどの時間を、健康と福祉、識字率向上を目指す、コーンウォールを拠点とする慈善団体のほか、アート、動物愛護、性的暴行、癌など、さまざまな目的に捧げられた慈善活動に費やしているそう。一時はチャールズ皇太子の不倫相手として国民からはバッシングもあったけれど、王室が反感を買わないように彼女なりに尽くしているということなのでしょうか。
ちなみにイギリスには、広大な土地やお城を有しているこのロイヤルファミリーよりも資産を持っていると言われるベッカム・ファミリーも存在するわけですが、もはや庶民には想像できない世界ですよね!
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