2000年代初期の空前のブームで人気だったハリウッドセレブたちが、ここに来て再ブレイクの兆しです。リアルタイムでブームを経験した我々アラフィフにとっては、何とも嬉しいニュース。

12月2日に40歳のバースデーを迎えたブリトニー・スピアーズに、11月11日に挙式したパリス・ヒルトン(40歳)、そして先月インスタグラムで婚約を発表したリンジー・ローハン(35歳)。薬物所持や飲酒運転、当て逃げなどの容疑で逮捕されたこともある暴れん坊の3人は、当時のセレブブームを牽引した立役者でもあります。その3人が今年揃って婚約し、さらにパリスは結婚。彼女たちがアラフォーになっていたことに時の流れを感じつつ、「みんな大人になったのね〜」と感慨深いものが。

ブリトニー・スピアーズと婚約者のサム・アスガリ。写真:REX/アフロ

ブリトニーは2008年から13年間続いた成年後見人制度がようやく裁判によって終了し、後見人の父親ジェイミーから禁じられていた結婚と子作りが解禁に。その直後に、パーソナルトレーナーのサム・アスガリと婚約。

 

父親からは妊娠しないようにとIUDという子宮内避妊用具を装着させられていたほか、彼女の約68億円ある財産やクレジットカードの管理、そして連絡や交友関係のすべてが監視されていたと言います。この事実を知った人々が「#FreeBritney(ブリトニーに自由を)」というハッシュタグを使ったSNS上でのブリトニー解放運動を繰り広げ、その模様は、今年2月にHuluから全米配信されたドキュメンタリー番組「Framing Britney Spears」で、多くの人の知るところに。さらに9月にはNetflixでもオリジナルドキュメンタリー番組「ブリトニー対スピアーズ -後見人裁判の行方-」が配信され、世間からの注目を集めました。

 

パーティーガールだったパリスは3度の婚約破棄を経て、11月に無事、実業家のカーター・リウムとゴールイン。

結婚式のアフターパーティーに全身ピンクで登場したパリス・ヒルトン。写真:The Mega Agency/アフロ

先日この連載でもご紹介したNetflixのリアリティ番組「パリスとお料理」は、相変わらず世間知らずのスーパーお嬢様というキャラ設定の上で、キラキラなパリス節を全開して大ヒット。元(?)親友のキム・カーダシアンのアパレルブランドの宣伝活動にも登場したりして、再び「イケてる(パリス流に言うなら「That’s Hot」)」セレブ認定された感が。


そして2000年代セレブウオッチャーとしていちばん懐かしいのが、リンジー・ローハン。2003年に映画「フォーチュン・クッキー」でスターの仲間入りを果たし、2004年にはデビューアルバム「スピーク」も100万枚以上を売り上げるヒットに。ファッションも可愛くって、当時私はタブロイド誌で彼女のスタイルをチェックするのが毎週楽しみでした。もしかしたらケイト・モスと同じくらいにお手本にしていたのがリンジーかもしれません。それが、2007年頃からはアルコールと薬物の依存症、飲酒運転や窃盗容疑での逮捕などトラブルを起こす問題児となり、表舞台から転落。

11月に公の場に登場した際のリンジー・ローハン。写真:Splash/アフロ

そんなリンジーですが、移住したドバイで知り合った金融マンのベイダー・シャマスと2年前から交際し、11月28日にインスタグラムで婚約を発表。2016年にもロシアの御曹司エゴール・タラバソフと婚約発表したことがあったのですが、その後彼のDVや浮気をインスタグラムで告発。エゴールがヒモ状態だったことも明かしていました。ベイダーとの婚約発表の写真では笑顔でハリー・ウィンストンの婚約指輪を見せていたので、交際順調だと思いたいです。


そして私生活だけでなくキャリアでも、Netflixで2022年に配信されるクリスマス映画で主演という久々の大役が。もともと演技力は評価されていたリンジー、万引きでの逮捕からNetflixのドラマ「ストレンジャー・シングス」で大復活を遂げたウィノナ・ライダーのように、女優としてキャリア復帰できるといいですね!

若くして有名人になり世間にもてはやされることで、自分を見失い、生き急いで来た感のある元・ヤングセレブたち。色々あったけれど、ここからは穏やかに幸せな人生、となりますように。


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