甘やかしは禁物。現実をしっかり伝えましょう
マリモさん、こんにちは。歌もダンスも未経験の娘さんが、オーディションをいくつも合格されるなんてすごいことですね。きっと華があって、才能もあるお子さんなのでしょう。順調なキャリアを築いてきた中、倍率80倍の超難関オーディションに落選して以来、やる気をなくしてしまったとのこと。
マリモさんはそんな娘さん対して「腫れ物に触るようになってしまっている」とのことですが、こんな時こそ娘さんを甘やかさない方がいいと思います。初めから幸運に恵まれ上手くいっていただけに、娘さんの落胆は大きかったかもしれません。でも、マリモさんもご存知の通り、オーディションは不合格になる人が必ずいます。イスが一つならほとんどの人は不合格ですから。合格することが当たり前ではない世界なのです。
ですから、マリモさんが娘さんを励ます際に、気を遣いすぎる必要はありません。多少厳しい言葉であっても現実を伝えてあげる方が、子どもの心の成長にもなります。
「たった1回の不合格でやる気をなくすようなら、向いていないかもしれないね」
「そんなにオーディション行きたくないなら、やめたほうがいいんじゃない?」
「不合格だったのはあなただけじゃない。みんな悔しさをバネに頑張っているのよ」
こんな言葉をかけてみてはいかがでしょうか。「神様が私には才能がないことを思い知らせたんだ」と娘さんがさめざめ泣いたら、娘さんを不合格にしたのは審査を行った「人」であることをしっかり伝えましょう。オーディションはどうしても相性の合う・合わないがあります。神様のせいなんかではありません。このように現実を教えていくことは、親子の信頼関係があるからできることです。
マリモさんがおっしゃる通り、オーディションの規模が大きくなればなるほど競争は厳しくなります。でも手を挙げない限り、「合格する確率は0%」ですよね。娘さんがいじけてオーディションに参加しないのは、他の子に大きなチャンスを譲っているのと同じこと。
「あなたは本当にそれでいいの?」
娘さんにそう尋ねてみてください。
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