更年期の不調を抱えたときは、家族や身近な人に上手に伝える
また、自分が更年期の不調を抱えたときは、家族や身近な人にわかってもらうことも大切なポイントだとか。
「パートナーやお子さん、会社の同僚など、身近な人には自分が更年期であることを伝えておいて、家事や仕事を手伝ってもらうなど、サポートしてもらうことが大事です。そうすることで“自分はラクしているのでは?”と罪悪感を抱く人もいるかもしれませんが、“今はラクをしていい時期なんだ”と思って、人に頼れる部分は頼るのが、症状を軽くする秘訣です」
そんな高尾先生自身が、更年期のセルフケアとして愛用しているお気に入りのアイテムはありますか?
「私自身は、まだそれほど大きな更年期の不調はありませんが、冷え対策として、『イオンドクター』のウエストウォーマーや、レッグウォーマーを愛用しています。おなかと、ひざからかかとまでという大事な部分を温められるので寒い時期は手放せません。それから、最近、撮影のときのメイク中に、ヘアメイクさんに使っていただいて、その場ですぐネットで買っちゃったのが、ヤーマンの『スカルプドライヤー プロ』。頭皮を温めながら適度な振動で刺激してくれて、すごく気持ちがいいんです」
高尾先生、今後の目標はありますか?
「現在、おかげさまでさまざまなメディアで更年期の情報を発信させていただいていますが、更年期世代の方も、周囲の人たちや社会も、まだまだ正しい理解を得られていないと思うので、もっと知っていただきたいと思っています。更年期世代の方は、正しい知識をもって自分のカラダを自分で守る努力をすること。そして更年期でも症状をあまり感じられていない方々には、自分とは違う不調やつらさを経験する人がいるということを正しく理解していただきたいですね。それが社会を変えていく第一歩。そのために、私自身も更年期という時期を楽しみながら、今後も正しい情報の発信に努めたいと思います」
ミモレの連載をはじめ、これからも高尾先生のお話をチェックして、正しい知識をもって更年期を迎えましょう!
mi-mollet「ココロとカラダ学」
40代以降の女性は社会での責任が増していくと同時に、ココロとカラダは女性ホルモンの影響を大きく受けてゆらぎはじめます。私自身、近所の婦人科に通うことで何度も助けられ、知識も自然と増えていきました。
そして、mi-molletは発足当時から「女性たちをもっと楽にしたい」という思いで、コンテンツ制作や事業を展開してきました。その思いと志を同じく持っていることを知り、共感したのが、女性のヘルスケアパートナーとしての活動を行っていらっしゃる大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」。
大塚製薬は、ライフステージを考慮した女性のココロとカラダの変化に働きかける成分、エクオールやγ−トコフェロール、γ−トコトリエノールの研究と製品開発を通じて女性の健康を応援しておられます。
加えて、かかりつけ婦人科医を持つこと、婦人科検診を受診することが、正しい情報の入手と行動に繋がると考え、一般的なセルフケアに加え、医療機関を上手に利用することも「セルフケア」であるという新しい考え方を広く人々に伝えています。女性一個人だけではなく、周囲の人々や社会全体が「女性の健康」の知識と理解を持ち、「女性の健康」へ取り組む世の中を作るため、社会貢献を続けていらっしゃいます。
私たち女性を本当の意味で健康に導き、美しさと幸せをもたらす大塚製薬の「女性の健康推進プロジェクト」のような活動に注目すれば、ゆらぐココロやカラダともっとうまく付き合っていける毎日が訪れるのではないでしょうか。
この連載では、様々な分野で活躍している女性たちに、健康を意識し始めたきっかけや、毎日を快適に過ごすために、どんなケアに取り組んでいるのかをお聞きし、紹介していきます。皆さまがご自身への知識を深め、行動を起こすきっかけになれば幸いです。
提供/大塚製薬(株)
撮影/田中恒太郎
ヘアメイク/レイナ
取材・文/和田美穂
構成/藤本容子
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皆さんは「かかりつけ婦人科医」を持っていますか?
mi-mollet編集長 川良咲子