40代に入ると、更年期を前にして今までとは違うココロとカラダの変化を感じ始める女性は多いもの。その変化にきちんと目を向け、ケアを行うのと行わないのでは大きな違いがあります。昨年10月に42歳の誕生日を迎え、「いよいよ更年期が始まったかも!?」とSNSで発信していた女優のともさかりえさん。「どうせなら楽しみながら乗り切りたい」と語る、その向き合い方とケアについて伺いました。
ともさかりえ
1979年、東京都出身。12歳で芸能界デビュー、ドラマ『金田一少年の事件簿』のヒロインで注目を集める。その後、女優として数々の映画、ドラマなどに出演。最近では舞台でも活躍、演技派女優として活動の幅を広げている。また、ブログの発信もいち早くスタート、そのファッションやライフスタイルがファンのみならず女性の共感を集めている。WOWOWオンデマンドにて配信、WOWOWプライムにて放送中のミュージカルドラマ『FM999 999WOMEN'S SONGS』に出演。
公式ブログ:http://ameblo.jp/tomosaka-rie
インスタグラム:rie_tomosaka_official
40代に入ってから少しずつ感じていたというカラダの変化。この1年で更年期かな? と思い当たる経験が増えていった、と話す女優・ともさかりえさん。
「この夏ぐらいから、明らかに今までとは違う汗が出てくるようになりました! もともと夏でもそんなに汗をかくほうではなかったんですけど、もう襟足とか頭皮とかから急にワッと湧き出してくる。年齢的にも、いよいよ更年期に入ってきたのかなあと感じています。
家の近くに、定期的に通っている婦人科があって。先生にも“更年期かもね”とは言われて、いろいろなお薬やホルモン療法について教えてもらいました。でもまだ本格的な感じではなくて、波があるんです。汗をかくのも、仕事で緊張したときとか朝の起き抜けとか、限定的。だからまだ様子見という感じで、とりあえずカラダを冷やさないようにとか、日常の中でもできることだけやっている感じです」
今は薬の処方はなくても大丈夫! とご自身を分析するともさかさんですが、セルフケアの必要性を強く感じているそう。
「今まで以上に心身を気遣うことが必要になってきました。役者の仕事って、実はものすごく体育会系なんですよ。朝は早いし体力勝負だし、全然華やかじゃない(笑)。だけどそれは変えられることじゃないから、少しでも負担を軽減できるようケアしていくしかないな、と思っているんです。撮影などの都合で深夜・早朝になることもありますが、それも気力でカバーできたのは30代前半まで。新しい仕事に取り組むときはかなり緊張するタイプですが、その緊張感やプレッシャーも右肩上がりですし、やはり疲れは取れづらくなりました」
更年期についてもエステやコスメを語るような軽やかさで
まだ、更年期についてあまりオープンに語られてなかったときから、ご自身のSNSやメディアで自然体で話してきた印象のあるともさかさん。そこには理由があります。
「母が40代後半ぐらいで更年期を迎えて、とてもしんどそうだったことがあります。とにかくイライラして、外にもあまり出たがらなくて。今ほど女性の不調の原因や情報がたくさんある時代ではなかったから、どうしていいか分からず本当に大変だっと思います。だから今は波を超えて、やっとラクそうになった感じ。“あなたたちの世代はいいわね”って。とはいえ私自身、更年期を経験しきった人生の先輩ではなく、渦中の迷える年齢ですから、○○がいい! と断言するのは難しいです。ちょっとした不調も更年期症状かしら?と思ってしまうこともあります。ただ、エステやコスメを語るような軽やかさで、更年期について語ることに抵抗感はないです。すごく自然なことのように感じます」
近所のかかりつけの婦人科医からは専門的な知識を学び、同世代の友人たちとはいろいろな事を等身大でオープンに相談し合うのがともさか流。
「もう最近は、友達と会ったらカラダの話しかしていないかも(笑)。あとは近所の婦人科の先生にフラッと相談に行ったり。今って逆に、ネットで調べればいくらでも情報が出てくる時代じゃないですか。良さそうなものもたくさんあり過ぎて、どれを選んだらいいのか分からない。だから身近な人の体験談や気軽に相談できる専門家のアドバイスをもとに、いろいろやってみようと決めています。基本的に試したがりな性格なので、トライしすぎて何が効いているのか分からないくらいなんですけど(笑)」
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