おはようございます!

コロナの感染拡大がとまりませんね。ちょっと外出するのもなんとなく気になってしまいます。安心して旅できる日が戻るのはまだ遠そう。

去年の秋やや緩和ムードだったころ、それでもまだあまり人の多い場所に出かける気になれず、京都・嵐山におこもり旅をしました。「日帰りできる距離なのにわざわざ泊まる必要ある?」とか「たいした目的なく行って退屈したらどうしよう」とか行く前には心配しましたが、人と接触する機会もほぼなく、くつろいで過ごせました。

嵐山といえば京都の中でも有名な観光地。といっても気取った感じがなく、川のせせらぎと山の四季に癒されます。コロナ前はオーバーツーリズムに気圧されすっかり足が遠のいていましたが、観光客が激減したここ2年は何度か訪れていて、そのたび豊かな自然にほっとします。

泊まったのは、「唯一無二の景色」がコンセプトのスモールラグジュアリーホテル「MUNI KYOTO」。2020年8月オープンのまだ新しいホテルです。嵐電「嵐山」駅から徒歩数分、渡月橋の目の前という好立地ながら、よく見ていないと気づかずに通り過ぎてしまいそうなほど周囲の景観に溶けこんだ低層の建物がそれ。

思わず入り口を探してうろうろしてしまったほどさりげないエントランス。すっきりした品の良さに期待で胸がふくらみます。

邸宅に招かれたようなひっそりとプライベートな雰囲気のエントランス。ロビーもこじんまりとしてシンプル・モダンな内装。華美なものはいっさい置かれておらず、洗練された空気が漂います。

ロビーのすぐ横にある白い庭。現代的な和のテイストに気持ちが落ち着きます。ロビーから庭の脇の廊下を通って客室へ向かいます。

全21室のコンパクトさに加え、客室へ続く細い廊下もホテルというより個人宅を思わせます。高級ホテルらしい丁重なサービスですが、スタッフの方はふしぎととっつきやすい雰囲気。客室へ案内する間もわざとらしい感じではなく自然に雑談に応じてくれました。

さて、肝心のお部屋。

景色を切り取った窓がまるで絵みたい。

窓からの景観が主役です。泊まったのは1階で、窓のすぐ外には小さな滝の流れる庭が広がっていました。

 

テラスに出ると、滝の水音が心地いい。もう肌寒い季節なので長くはいられませんでしたが、春や秋には日がな一日ここで読書するなんていうのもすてき。

 

バスルームはガラス張りで、お風呂に入りながらでも景色が楽しめます。

 

プライバシーを守りたいときは、バスルームにスクリーンを下すことも可能。

 

アメニティはオリジナルプロダクト。ふんわりと和を感じる香りでした。 

 

 

備え付けのドライヤーはダイソン。驚異の風力を体験して感動しました。

ずっとお部屋で過ごしてもいいのですが、せっかくなので別棟のレストランへ。17時から19時の間、1階レストランは宿泊客専用のラウンジになります。広い窓からは嵐山のアイコン・渡月橋の夕暮れ時の姿を楽しめます。

ウェルカムドリンクは、シャンパンやビールといったアルコール類はもちろん、ノンアルコールワインやソフトドリンクが充実しているので、お酒を飲まない派にもうれしい。

ノンアルコールワインは、甘ったるくないさっぱりした飲み口。

利用はしませんでしたが、館内にはアラン・デュカスの名を冠したレストランもあります。

おこもりステイに最適化したホテル


ミニマルデザインの室内で過ごすにしても、テラスで外の空気を感じるにしても、部屋にこもるのが格別の旅でした。部屋で何をしていたというわけでもなく、何をしていたかも覚えていないのですが、何もしない時間を作ることって意外に(というかかなり)むずかしいですよね。

「MUNI KYOTO」は気忙しい毎日にぽっかり空白を作ってくれる場所。

窓からテラスにかけて部屋から外につながる造りになっているので、室内にいても閉じ込められている印象がなく、嵐山の自然との一体感に包まれる感覚。

また、閉めれば外の水音が完全に聞こえなくなる遮音性の高い窓、常時快適に保たれている空調、シンプルなインテリアを邪魔しない木目調のクローゼットなど、心地いい滞在のための配慮が細部まで行き届き、不快感の元になる要素は注意深く取り除かれているので、五感を解放してゆったりした気分で過ごせます。

アクティブに過ごす旅行も恋しいですが、おこもりステイもじんわりと心身の栄養になって贅沢。

ほぼ観光はしなかったのですが、ホテル近くのカフェがよかったので次回いくつかご紹介します。