共通点4:カジュアルスタイルは、フレンチテイスト

2019年5月7日、キングズ・レガッタ・レースのローンチイベントに出席、ロンドン。 ボーダーニット/Arket パンツ/L.K ベネット クラッチ、靴/エミー ロンドン 写真:ロイター/アフロ

キャサリン妃といえば、親しみやすいスマートカジュアルスタイルもお得意です。中でも代表的なのは、ボーダーやセーラーパンツなど、マリンテイストのデザイン。
私たちにも手がとどくブランドやお値段のものを選びながら、公私にわたり愛用できそうなアイテムとコーディネートを披露されますが、そのテイストの基本は、フレンチカジュアルです。
フリルのブラウス+デニムといったガーリーなコーデも然り、ですね。
皆が真似をしたくなるキャサリン妃ファションの人気の理由は、実はこんなリアルクローズのお手本のような、フレンチスタイルにもあるのでしょう。

 

意外にも? レティシア王妃はカジュアルスタイルもお得意です。

2021年4月30日、スペイン、ムルシア州で、希少疾患の教育会議に出席。 トップス、パンツ、靴/Uterqüe(ウテルケ) 写真:ZUMA Press/アフロ

こちらは昨年のレティシア王妃ファッション。カットソー+パンツという、一見シンプルなコーディネートですが、一つ一つのデザインにとてもこだわりが感じられます。
大きなパフショルダーのトップスに、朱赤のクロップドパンツ。ウエスト部分にゴールドのボタン、靴はパテントの赤! と、パンチのある小物使いもさらりと着こなしていらっしゃいます。
シックなスタイルが定番のレティシア王妃ですが、その実カジュアルスタイルでは、フレンチシックがお好きな模様。
この時のスタイルもそのニュアンスがある他、カットワークなどのガーリーな素材もオンオフ問わず、よくお召しになっています。

王道のロイヤルスタイルから、トレンド、モード、カジュアルスタイルまで幅広く、TPOに合わせて様々なファッションを披露されるレティシア王妃。
一方キャサリン妃は、王道のコンサバスタイルを軸に、モダンでフェミニンなファッションからブレることはありません。
そんなお二人のファッションから共通しているのは、老若男女に分かりやすいデザイン(=流行に影響されない)、華と気品のあるスタイルでした。

構成/高橋香奈子


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