「資格」には「勉強中」のことも書いていい

資格コレクター必見。職務経歴書には、全部の資格は「書かないほうがいい」理由_img0
 

資格取得に向けて勉強中の方は、資格取得前であっても職務経歴書に記載して構いません。Kさんも、特許事務所の仕事が気に入っている理由について尋ねると、こんなお話されていました。

Kさん:残念ながらまだ合格できていませんが、以前から弁理士の勉強を続けています。ですが、勉強を始めた頃は特許の知識を使う仕事がなかなか見つからず……。とにかく経験を積みたいと考えていたので、雇用形態にはこだわらずに、派遣社員として特許事務の仕事に就くことにしました。


まだ取得していなくても、継続して勉強中のものがある方は、試験にチャレンジする想定で以下のように記載しましょう。

・202☓年☓月 弁理士 取得予定

勉強中の資格を伝えることで、自分はどんな仕事が好きなのか、どんなスキルを活かしたいと考えているかを、採用担当者にアピールすることができます。「受かるかどうかわからないから……」と書かないでおくのはもったいないこと。ぜひ臆さずに書きましょう。

 


添削アドバイスでKさんの「取得資格」はどう変わった?


Before

取得資格・記載なし

After 

資格コレクター必見。職務経歴書には、全部の資格は「書かないほうがいい」理由_img1
「特許事務」の仕事に関連しそうな資格のみを厳選。中でも仕事に直結する弁理士と知的財産管理技能検定は、勉強中のものを「取得予定」として記載。特許事務の仕事に対するKさんのひたむきな姿勢が伝わってくる「取得資格」になった。
●今回のポイントをおさらい!
☑ 「取得資格」は書くもの・書かないものを判別を
☑  やりたい仕事につながる「勉強中」の資格は遠慮せず書こう