1名採用の予定が魅力的な人材が多く、何とか2名に絞り採用
しかし面談を進めていくうちに、上から目線のアドバイスではなく、同じ目線に立って自分事化してくれる方が多く、非常に実りのある採用活動になったとお話してくれました。
当初は1名のみ採用するつもりで進めていましたが、魅力的な方が多くなんとか2名まで絞り契約。東京在住の20代と30代の男性なんだそうです。和歌山のお母さんたちと東京の若い男性が手を組むという座組がなんだかほのぼのしますよね。
樫木さんが「発信に力を入れている」とコメントした口熊野かみとんだ山桃会(Kumano Berry)の公式Instagramでは、やまももシロップを用いたレシピも多数紹介しています!
おひとりの方には経営の相談を、もうお一方には総務省などお役所が募集する事業へのエントリーなどをサポートしていただいているのだそうです。コロナ渦でのスタートのため基本的には週1回のオンラインミーティングで仕事を進めていますが、やまももの収穫の時期に一度お会いすることが出来たのだそう。お母さんたち、すごいもてなしたんだろうなぁって想像してしまいました(笑)。
最後に私も含めて“興味はあるけど自分なんかがお役に立てることがあるのかなぁ……”と応募に二の足を踏んでいる方に向けてエールを求めると「こちらが出したお題に応募者のどういったスキルやアイディアが生かせそうかという点はしっかりと見ますが、それ以上に私たちの事業を自分事化して熱意を持って取り組んでくれそうな方が魅力的に映りますね」とのことでした。
樫木さん、オンラインの画面を通しても明るさや前向きさが伝わる、とても素敵な女性でした。取材の後半、少し話が逸れて樫木さんご自身の仕事との向き合い方についても伺ったのですが、はじめは自分が働くことに対して子どもや夫に悪いな……という気持ちが大きかったのだそう。元々仕事をすることが大好きだったけれど、地元の人は結婚し子どもを産んだら家庭に入るのが当然というスタイル。事業に熱中するあまり、夕飯が作れないこともあったけれど案外家族も「うん、平気だよ~」という感じだったそうです。「罪悪感を感じているのは意外と自分だけだったのかも。一生懸命やっていたら“ママ、なんか頑張ってる!”と家族も認めてくれ応援してくれていたんですよね。」と。
東京のオフィスで仕事をしていたら到底出会えないであろう人たちと出会い、私生活では同じような悩みを持っていることに共感したり、それぞれ経験してきたことから刺激しあったり……なんかいいじゃないですか。地方副業、私も子育てが落ち着いたらトライしてみたいです。
(次回、実際に副業中の当事者を取材!)
前回記事「リモートワークを武器に、都会に居ながら地方の副業案件を!「地方企業×副業人材マッチングサービス」を調査」>>
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