ヴィンテージ アイテム ③
オレンジのハンドバッグ
ツアー中、パンツスーツというスタイルも披露されたキャサリン妃。白のシングルジャケットとスリムのパンツは、ともにアレキサンダー・マックイーンのもの。中には鮮やかなオレンジのブラウスという、これまでのキャサリン妃には珍しいコーディネートですが、これも常夏の訪問先を意識してでしょう。オレンジが意外にもお似合いです。
そして、ブラウスと合わせてこのコーデのアクセントになっているのがハンドバッグ。ワンハンドルのバッグと、キャサリン妃が愛用される形ですが、実はこれもヴィンテージ !
ラフィアを編んでビーズをつけ、ハンドルは木製と、60年代を象徴するデザイン。ヴィンテージ らしいアイテムですね。これを、モードなパンツスタイルに合わせるというなんとも上級ワザには驚きです。
シャープでモダンな洋服には、真逆の甘さや年代物をプラスして、新旧ミックスのコーデ。全身で洗練され過ぎないからこそ、しっくりキャサリン妃に馴染んでいるとも言えますね。これは、今後注目したい、キャサリン妃ファッションのキーです。
ヴィンテージ アイテム ④
50年代サマードレス+スカーフで、リフォーム
最後は、夏らしいマルチカラーのワンピース。ジャマイカを訪問されたときにお召しになったもので、現地の文化、レゲエカラーを意識して選ばれたと推測しますが、実はこれがヴィンテージなんです。しかもこれ、本来は肩がスパゲティ・ストラップで、いわゆるキャミソールドレスのようなデザイン。それに同素材のスカーフを合体させた、リフォームワンピースなんです。
その結果、肩から胸元の露出が控えめになり、スクエアカットのレトロでガーリーなデザインに変身。あまりにキャサリン妃にしっくりお似合いで、まさかヴィンテージとは、リフォームとは、思いもしなかった次第です。まさにオリジナルの逸品の完成! 世界にたった一つのワンピースに。
いかがでしたか?
私も、意外性に驚きましたが、きっと皆さんもではないでしょうか。
自分らしさを常に追求し、同時に物を大切にする精神が強い英国人キャサリン妃らしく、行き着いたファッションの方向性が、ヴィンテージやリフォームであることは納得もできます。
ビスポークでいちから作るより安く、真似のできないオンリーワンでもあります。
更には、時代の流れとも完全にフィットした、サステナブルファッションとも言えますね。
今後もキャサリン妃のヴィンテージアイテムに注目です。
前回記事「【キャサリン妃のレースワンピース】上品かゴージャスかは裏地の色で決まる!」はこちら>>
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