がんを早く見つけるために積極的に検診を受けて


とはいえ、企業などの健康診断は、男性に多い生活習慣病を見つける検査は手厚くカバーできていますが、子宮頸がん検査や経腟超音波検査、乳がんの検査などはオプションのことが多く、そうすると検査費用は自己負担なので、受ける気にならなかったりします。

 


もし企業の人事や総務などの方がこの記事を読んでいたら、男性と女性で受けるべき検査が違うことを知っていただければ嬉しいです。

 

がんは、早く見つけることで死亡率は下げられ、対策の選択肢も広がります。
日本では、子宮頸がんも乳がんも検診受診率は40%台と高くはありません。
受診が遅れたために命を失うという残念なことを避けるために、ぜひ検診を受けてくださいね。

 

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編集協力/和田美穂
イラスト/Shutterstock
 

 


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