さて、本題。
当時、ウォークインクローゼットに収まりきらず、6帖の洋室まで占拠していた私の服。「もう絶対に着ないな」という服を手放すことからはじめました。
ある程度まではサクッと減るんです。
問題はここから。
「どうしても捨てられない服」にぶつかるわけです。
服を手に取ってみると、買ったときのときめきは失せて、全然ワクワクしない。でもなぜか捨てられない。
その理由は大きく分けて
■それなりの金額だったから
■いいブランドのものだから
■まだ着られるし、もったいないから
■思い出のものだから
こんな感じだったと思います。
なぜ捨てられないんだろう?
服を一枚捨てたところで、わたしの財産や家族、身につけたスキルや経験だって何一つ失われないはずなのに、どうしても捨てられない。何かが失われることを恐れているわけですよ。
服を捨てたら、おしゃれじゃなくなる?
いやいや、そんなことないでしょ。服を一枚捨てたって「私らしさ」は失われるはずはないし、「私のよさ」だって消えないはず。
そんな会話を頭の中で繰り広げながら、だったら「服を手放してもなくならない、私のよさ」を書き出してみよう、と思ったんです。
私のいいところ。
え……!
実はこれがすごく難しくて。普段、自分のことを褒めたりしない私は、パッと思い浮かぶものが何もなく。こうなったら友達や仕事仲間に言われて嬉しかったことや、褒められたことを思い出そうと。
「昼田さんってシャツが似合うようね」
「かっこいいよね」
「ショートが似合うね」
「字がうまいよね」
「ちゃんとしているよね〜」
こうやって書いてみると恥ずかしいですが(笑)、誰でもたくさんあります。おしゃれのこと、容姿、性格、なんでもいいから自分のいいところをたくさん書き出したんです。
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