ライティング力と切り離せないのが文字数問題。指定された文字数、あるいは読み手の心地よい文字数に伝えたい要素をどう盛り込むかが、書き手の腕の見せどころです。今日は「文字数をどう削るか」と「文字数を減らしながら読み応えを残すには?」を解説していきます。

文字数はちょびちょび削らない。ブロックごと落としてディテールを残す【WEB文章術】_img0
 
 


紙媒体育ちの職業病「文字数調整」


自由に書けるブログではなく、商業ライティングの場合は、文字数の指定があることがほとんどです。600文字程度、2000〜3000文字以内といった緩やかなものから、厳密に600文字、2000文字でと指定されるケースもあります。雑誌など紙媒体の原稿では、ページに文字を配置できるレイアウトスペースが限られているため、「16文字×40行」など1行の文字数も指定されていることも。

話が本題から少しそれますが、「箱組み」と言って、レイアウト指定された文字数の段落の頭から最後の1文字まで箱型にきっちり埋めることを新人編集者の頃に先輩から叩き込まれます。

11文字×4行と指定され
た場合、最後の4行目の
途中で終わらないように
文字数を調整するのです。

↑こんな感じで最後の「。」が11文字目あるいは12文字目にくるようにします。

これも余談ですが、街中
でもらったパンフレット
などの説明文が、最後の
行に数文字だけあふれて
いるのを見ると、気持ち
悪いなと思ってしまいま
す。

↑1文字削って「。」を上の行へ送りたい衝動がうずうずと……。

WEB媒体の場合は、レイアウトがデバイスによって変わってしまうことも多いため、行組みの指定や厳密な文字数調整を求められることは少なくなりました。全体の文字量も、2000~2500文字などアバウトな場合が多いです。

とはいえ、2000~2500文字でと指定されていたのに「5000文字になっちゃいました」では納品された側も困ってしまいます。

文字数はちょびちょび削らない。ブロックごと落としてディテールを残す【WEB文章術】_img1
 

指定された文字数に入れたい要素をどう盛り込むか、そのためにどこを削るかはライターの最大の悩みどころであるとともに腕の見せどころでもあります。

書き上げてみたところ思ったより(あるいは指定より)だいぶ長くなってしまった場合、どう削るか、おすすめのやり方をご紹介します。

 
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